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2007年07月02日(月)

・...『偽装したくなるのは昔から』

ミートホープ社のアイディアコンテストは、「雨水利用」で終止符でしょうか?

今回は偽装に始まり、あらゆるものを利用、再利用することに、皆驚きましたが、実は食べ物を偽装するのは、今に始まったことではありません。

18世紀のフランスでは、パンがそのやり玉にあがっていたそうです。

パンの歴史

この前読んだ「パンの歴史」という本に、その詳細が書いてあります。

この本の要諦は、昨今おいしいパンが食べられなくて困っているという著者の嘆きを文章化したものです。
その中に、古い諺が紹介されております。

曰く

死んだパン屋をはかりにのせると、目方はまったくない

というもの。
当時のパンは、目方で売られており、それを偽装して売っていたことを揶揄したんですな。

また16世紀には、パンの製法に3つの基準を示されたそうです。
その1つめにあることは、「生地はよい麦で作らなければいけない」というもの。
その理由は、「えぐみがあったり、むれたり、悪臭がしたり、いたんだ麦で作ってはならない」というもの。
同じですね、肉と。
さらに、1789年には、「石灰を混ぜたパン」が売られているという噂が広まったりしたそうです。
当時の噂は、今以上に恐ろしい結果を招くことになり、食糧暴動もしばしば起きたそうな。

で、ある話によれば、偽装パン屋を撲滅するため、実際の表示よりも軽い目方のパンを売っているという知らせを受けたトルコの裁判官は、店に出向き、まだ赤々と燃えている窯に、そのパン屋を投げ入れたそうです…。

そして、その裁判官は、「そこまでしなくても…」とショックを受けている聴衆に、理由を説明しました。

彼の盗みは、最も貧しい民衆、500gずつパンを買っている民衆に対する、公的な盗みだ。
金持ちの金庫を破った者を車輪刑(引き裂きの刑?)にするのだから、貧しい者のパンを盗んだ者を火あぶりにするのは当然ではないだろうか。

ミートホープの田中社長も、この頃生きていなくて、よかったですね。
ちなみに、18世紀のフランスでは、こういうインチキをしても罰金ですんだそうです。

ということで、食べ物を偽装したくなるのは、別に珍しいことではなく、その作り方が、パンのように面倒であればあるほど、あれこれ邪なアイディアが浮かんでくるということです。
そして今の時代は、ITを含め、いろいろなことがブラックボックスで、ことが運んでいるだけに、パン屋や肉屋だけでなく、さまざまな職業で、より高度なモラルが求められていることだけは事実でありましょう。

コメント

ミートホープ社の、偽装よりも衝撃的だったのが、今日のYahooのトピックスにあった記事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070702-00000003-rcdc-cn
中国の偽装は、生半可なレベルではないとは思っていましたが、想像を絶する範囲でした。

中華料理って、「医食同源」かと思っていたら、そうでもないようで・・・。
「何でもアリ」というのは、時代を超えた万国共通ということでしょうか?

戦中・戦後物資欠乏の折りには日本でも醤油の代用として生産されたということを、本で読んだ記憶があります。今となってはソースは定かではありませんが...
タンパク質を塩酸で加水分解して、重曹で中和するという製造工程だったと思います。タンパク源として毛髪を利用するとも書いてあったように思います。

中国から100%輸入しているサントリーの
烏龍茶は、消費者からの火消しに大変
でしょうな。

まさか、国内の茶葉を使用していますとは
言えない訳ですし。

個人的には、この前の「あんさんラーメン」のトッピング類3品(タマゴ、チャーシュー、乾燥野菜)が、本当に大丈夫なのか、日清食品に絶対的な保証をしていただきたいですのですが・・・。
まさか、180のリストの中に入っていないよなぁ。

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