ホントは仕事しなきゃなのですが、ジーコの引退会見の言葉に、つい敏感に反応してしまいました。
その言葉とは
サッカーは美しくないといけない。
日本はそれができる。
美しいサッカーを求めながら、
世界のトップを目指してほしい。
です。
このコメント、本当に仰るとおりだと思います。
私も、美しいサッカーを見たいと思います。
「黄金比」を持ち出すまでもなく、地球上にあるもので、美しいものは永続的であり、すなわち強いものであります。
醜いものとは、バランスの悪いもののことであり、これは短命であります。
さすがジーコ。
無能だと思っていたけれど、ちゃんとわかっているね。
そう思いました。
ところがジーコは、今日の会見で、こうも言っています。
JFAに会見の要約からです。
現在、パワープレーが主流であり、
これからもそれが続くだろう。
日本の選手は資質があり、
フィジカルを強化することで
世界と対等に戦えるようになる。
それを早く始めないといけない。
どっちだよ?
(;-ω-)y-~
もし今、ジーコに回答を求めるなら、「両方だ」といわれるでしょう。
実際、そうだと思います。
日本人は、「美しいもの=繊細なもの」という思考が、平安時代からあるようです。
でも、実際には、強いものが美しいのであり、繊細さは、「華麗」と表現されるべきでありましょう。
ただ、ジーコがコメントした「美しい」というポルトガル語のニュアンスが、わかりませんから、これ以上ツッコムのはやめにしておきましょう。
というより、是非知りたいですね、ポルトガル語での「美しい」という表現の意味が。
私が気になったのは、今の日本代表がおかれている状況。
なにしろ、どん底です。
マスコミの後押しがあるとはいえ、この4年間、「黄金世代」「黄金の中盤」など、さまざまな美辞麗句が飛び交ってきました。
ところが、我々に突きつけられた事実は、「走れない」「すぐキレる」。
ゆとり教育の弊害 (゚Д゚;)
つい、そう言いたくなってしまいます。
ここまで、だらしのない代表チームが、次に目指すステップは、どんなチームなのかということです。
あくまでも、次であり、理想像ではありません。
ジーコの「美しいサッカー」という言葉から、私が思い出した言葉は、全く正反対の言葉でした。
それをここで書いてしまってよいのかわかりませんけど、うーむ、まあ、このブログを読んでいただいている皆さんは良識派と信じて、あえて放送禁止っぽい言葉ですが書いてしまいます。
ネタは、またぞろ日本ラグビーの頭脳、故大西鐵之祐先生です。
大西先生が、早稲田ラグビー部を何度か指揮を執った中で、早稲田が関東大学ラグビーリーグ戦で、2部に落ちた時がありました。
早稲田ラグビー部史によれば、この年(1962年)ですね。
その前年まで、低迷を続け(1959~1961年あたりをご覧下さい)、ついに2部(Bグループ)まで落ちた早稲田を救うべく、白羽の矢が立った大西先生が、「とりあえずとった戦術」とは・・・
土方ラグビー
です。
まあ、よろしくない言葉ですね。
でも、大西先生の著書には、そう記されています。
あの頃は、そういう時代でした。
要は、ちまちました細かい戦術は二の次として、ひたすら走る、ひたすらカバーする、そういう体力勝負のラグビーに徹したということです。
後に、「展開、接近、連続、突破」と、ある意味では、今の日本サッカーにこそ通用させたい言葉を作った方が、肉体作業員的ラグビーをやれと、選手に銘じたわけです。
とにかくBグループを脱するために、窮余の策としてそういうラグビーをしたんですね。
今、オシム監督(あえて監督と書きましょう)の求めるスタイルが、「とにかく走る」「ひたすら走る」「走り続ける」と語られています。
それがどういうことなのか、私も言葉の上っ面だけしか理解しておりませんが、ニュアンスとしては、肉体労働者風プレイスタイルということでしょう。
黄金の中盤が、あっさりと体力負けした今、サッカー日本代表が目指すのは、永遠の輝きを持つ「美しいサッカー」ではなく、まずは、「サッカーの肉体労働者になれ」ということではないでしょうか。
そういう意味では、オシム監督になってもらうことには、日本代表にとって、非常に重要な意味を持つことになると思っています。
そして、つい我々がオシム監督に期待してしまうのは、彼が目指しているスタイルは、「走るだけの肉体労働者」ではなく、懐かしい表現を使えば、「コンピュータ付ブルドーザー」だからです。
ただ走る、ただパワープレイに徹する。
それだけでは、オシム監督は許してくれないでしょう。
もうすぐ招集されるだろう代表選手は、是非コンピュータ付ブルを目指して欲しいものです。
そして、改めて考えてみたことが・・・
トルシエの後に、オシムだったら・・・
ということです。
「金型サッカー=トルシエ」
と短絡的にまとめれば、その次に
「コンピュータ付ブルドーザー=オシム」
がきて、そして最後に
「美しいサッカー=ジーコ」
がくる・・・。
もう、ありえないことですが、かえすがえすも、シロウト監督ジーコに4年間を任せたサッカー協会、そして(おそらく)スポンサー筋を怨みますよ。
オシム監督には、トルシエ時代の精算も含めて、代表チームをたたき直して欲しいと、ジーコの会見から思ったしだいです。
ということで、仕事にとりかかります。


・...『コンピュータ付ブルドーザーサッカー』
コメント
終了この方の爺古のコメントを目にするたびに思ってました。
「あんたが監督してた蹴球、ボールは楕円だったか?」
「おい、それはラ式蹴球W杯後の定番コメントだ」
オシムさんの考えながら走るサッカー、なかなか浸透しませんよ。
いまや申し子のように言われている阿部勇樹ですら、あまりのきつさに耐え切れず、埼玉方面へ移籍を画策した、のは有名な話、、、、、(待ってたんだけどな)
自分の出身チームをたいしたことなかった、と言い切ってしまう、
しかしその千葉犬軍にさえあった優秀な監督を探し出してお願いする能力を放棄した権力者、
頼むから、可及的速やかに退場してください。もはや黄紙は2枚以上でよゆーで退場です。
日本のサッカーにここまで貢献した貴方を嫌いになりたくないのです。。。。。
Posted by: eri | 2006年06月29日 10:10
あー、最後の文章は、元チェアマン、現キャプテンのことですか。
ようやく意味がわかりました。
(;´∀`)
Posted by: 行者 | 2006年06月29日 13:03
あー、スミマセン、わかりにくかったですね。
上手く改行ができなくて。。。。。
Posted by: eri | 2006年06月29日 13:10
協会が目をつける前に、赤鯱に狙われなかったのは、良かったのか?悪かったのか?
いずれにしても、お名前とキャリアに傷がつくようなことがあっては、なりませぬ<オシムさん。
ジーコさんは「神」と崇められていたのに、お帰りの時には「無能」というレッテルを貼られてしまいましたから。
そういえば・・・我が家にはトルシエが退任した時のお別れパーティーで、協会が関係者に配布したというバカラのペアワイングラスがあります。
もちろん、未使用。
グラスの足にはシッカリと「JFA」の文字入りです。
ジーコのときには、なにが配布されたんだろう?
Posted by: いとう | 2006年06月29日 16:48