岩下のわさび新生姜
カミさんが、「こんなの買ってきたよ」と。
岩下の新生姜が何やら頑張っている。
わさびの田丸屋といえば、静岡県内で最もブランド力のある「わさび屋」さん。
そことコラボするとは……。
食べてみました。
ノーマル新生姜より、色合いは黄色い。
で、わさびがほどよく利いて、これはなかなかハマる。
まあ、ノーマル新生姜も十分ハマりますが。
酒のつまみならこっちか。
呑兵衛の皆様、一度お試しあれ。
「わさび新生姜」は季節限定らしいけれど、定番化するのがよいのか、毎年この時期の限定品とした方がよいのか。
決して主役にならない新生姜だけど、なくてはならない脇役として、存在感は発揮し続けなければならない。
ブランドコントロールは案外難しい。
そんな中、岩下の新生姜の岩下食品は、何やら社長を前面に出す戦略に打って出た。
創業家の(たぶん)4代目の若社長。
twitterもやっておられて、新生姜のことをつぶやいた時にフォローされたりしました。
脇役だから、こっそりと生きるのではなく、今の時代は前に出るべきところは出ておかないと、ステータスが簡単に失われる。
「新生姜」という偉大なる脇役を取り扱う企業だけに、社長が出過ぎぐらいで、ちょうどよいのかもしれません。
一般的に、社長が前面に出てこざるをえない企業は、末期的である可能性が高い。
商品より、従業員より、社長しか売り物がないのですから。
でもそれは大手企業の話であって、中小企業はこうして社長の顔を売ることも大切なブランドマネジメント。
「社長が行く」をぜひ何年も続けて、新しい展開を見出すきっかけとなることを期待しております。
2015/09/21