携帯型朱肉は隠れたロングセラー

13051403コンビニはマーケティングの最前線。
いかにもな商品を見つけると、思わず買ってしまいます。

朱肉なんて、自分で買ったことは一度きり。
どなたも同じようなものでしょう。
そうそうなくならないです。

しかも最近は、シャチハタでなくとも、右のような普通の印鑑につけるアジャスターみたいなのも増えており、ますます朱肉がいらなくなった。
自分も三文判にこれをつけて、カバンに入れております。

13051401そんな買う必要のないものながら、ついこれは買ってしまいました。
ローソンに売っていたこれは、ライオン事務器の「スタンプエイド」という商品。
バイトの面接や、それこそ就活用に必要な時、文房具店はなかなか見つからないもの。
シャチハタのような朱肉付きの印鑑は嫌がられることがある。
そんな時にとても便利。
そんな1個126円の商品を調べてみたら、びっくり。

スタンプエイド 朱肉 CS-122

ライオン事務器は、営業をやっていた頃、お取引があったので、結構馴染み深い。
馴染み深かったつもりだけど、まさか昨年創業220年を迎えていたほどの長寿企業とは露知らず。

ライオン事務器220周年記念サイト

創業は1792年、寛政4年!
松平定信もビックリ!
当初は筆墨商だったようです。

そんなこともあり、220周年に合わせた「夢工房プロジェクト」というものを結成し、いくつかの商品を開発した。

ライオン事務器220周年記念サイト|夢を育ててカタチにする「夢工房プロジェクト」

「ほーほー、このスタンプエイドはそこから生まれたのですかい?」と思いきや、そうではなかった。
そのプロジェクトの冒頭に書いてありますが、スタンプエイドそのものは、1980年代に登場していた。

「夢工房」は若手社員で構成される新商品企画プロジェクトです。その始まりは1980年代。若手ならではの新鮮な感性を取り入れた商品を企画するため、入社間もない女子社員を中心に発足されました。そのときに考案されて、今なお販売し続けている商品が「スタンプエイド」と「名刺ホルダー」。
ライオン事務器220周年記念サイト|夢を育ててカタチにする「夢工房プロジェクト」より

「若い感性を生かした商品開発を!」「女性ならではの目線で!」とはよく言われること。
過去に数多の企業でこの手のプロジェクトがあり、実際に商品に具現化したものもたくさんある。

一番手っ取り早いのは、昨今では大学とのタイアップ。
ランチパックの六大学版はその典型です。

ランチパック首都圏大学版 | Tokyo Marketing Town ~Diary(2013.1.4)

ただ、これは売り切り型のプロジェクト。
在庫を抱えたくないし、来年やったとして、再来年は売れるのかという保証はない。
毎年フレーバーをコロコロ変えてもしょうがない。
ハナから永続性はない。

13051402そう考えると、わずか100円少々の商品ではありますが、若手社員が発案して、30年も売れ続けていることは素晴らしい!
おそらくコンビニの店舗展開とともに、ジワジワ販売が拡大してきたのでしょう。
そして、まさかライバル社も参入するほどの市場規模はないだろうから、市場は安泰。
日本にハンコの文化があり続ける限り、オンリーワン商品であり続けるはず。

毎年行われるヒット商品番付で上位にランクされるほどの商品であっても、翌年以降も売れ続けるのはごくわずか。
ましてや30年も売れ続けるロングセラー商品なんて、数年に1つ生まれるかどうか。
世間に華々しく取り上げられずとも、「スタンプエイド」のように、ジワジワと売れ続けた結果、ロングセラーとなっている商品。
こういう商品を応援していきたいです。

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      2015/09/21

 - 日用品, 自腹でレビュー