お椀で食べるどん兵衛の微妙な罪悪感

カップなしの日清どん兵衛

日清食品が「どん兵衛」ブランドで、カップのない、お椀で食べるタイプを発売。

「お椀で食べる どん兵衛 3食パック」(11月27日発売) | 日清食品グループ

(画像は日清食品公式サイトより)

通常よりも一回り小さいミニタイプは、以前からありました。

日清のどん兵衛 きつねうどんミニ [東] | 日清食品グループ

今度はカップがない。お椀を自ら用意しないといけない。つまり中食需要への本格参戦というわけです。

早速食べてみた

3食入りで税抜き230円。1食あたり80円前後。100円はしないけど、やや高い印象か。

注目はココか。柚子の香りがするそうです。

どん兵衛は柚子の香りなどしません。子供は好きとは思えない香りが、吉と出るのか凶と出るのか。

お味噌汁のお椀にちょうどいい

中身はフリーズドライの麺とかやく入りの粉末スープが入っています。

お湯は160ml。そして4分待つ。ちょっと長い。でも蓋は不要とあります。放置しておけばいい。カップスープのように、1分間くるくるしなくてよい。

お椀にあけてみると、こんな感じに。

どん兵衛の蓋を全開にしてしまいましたという感じ。

ものすごい柚子の香り

お湯を注いだ直後から香り立つ柚子の香り。かなり強いです。好き嫌いが分かれそう。

できあがりはこちらになります。ピンク色が華やか。色味の大切さがよくわかります。ただ量は当然のことながら少ない。ガッツリ食べたい人には向かない商品です。

漬け丼と一緒に食べてみました。

ごはんにはお味噌汁でなくとも、スープでいいから汁物を絶対につける派である自分ですが、これはやはりちょっと柚子の香りが強すぎます。主菜よりも引き立ってしまう汁物は、ちょっと問題ではないかと。

そして残る罪悪感

主菜と食べ進めてきて、最後の最後、食べ切る前のお椀はこんな感じに。

どん兵衛うどんを食べることは慣れたものであっても、

あの味のおつゆを最後まで飲み干すことには
若干の抵抗アリ

です。

塩分の摂り過ぎは、血圧を気にする世代でなくとも注意したいところ。たとえ若者向けであっても重要なポイントとなります。
ライバルとなるであろう商品と、塩分量がどのくらいか比較してみました。

品   名 塩分相当量
永谷園・生みそタイプみそ汁あさげ 2.0g
味の素・クノールカップスープコーンクリーム 1.0g
味の素・クノールカップスープオニオンコンソメ 1.2g
日清食品・お椀で食べるどん兵衛 2.1g

わずかな差ではあるけれど、味噌汁やカップスープよりも高い。
カップタイプであれば、品質表示など見ずに食べる人の方が多いだろうけど、お椀に入れて食べる人は、こういうのを気にしそう。

また、この手の商品は、高齢者需要も大きい。それでなくともカップ麺のスープを飲み干すことに抵抗感があるのに、この塩分量ではトライアルはあっても、リピートは苦しいのでは。ここはぜひとも、味噌汁、洋風スープよりも塩分控え目のタイプが欲しいところです。

世の健康志向を考えれば、カップ麺の先行きは必ずしも明るくありません。また、カップが不要ということは、その分の製造コストは下げられる。日清食品としては、通常のどん兵衛より利益率は高いはず。これらの点からも日清食品とすれば、中食需要にガッチリ食い込んでおきたいところ。そのためには、OLなどの弁当プラスの製品なのか、高齢者の家庭内需要を見据えた製品なのか、どちらかに思い切ってふるべきでしょう。どん兵衛にOLのイメージは弱いから、狙うとしたら後者だと思います。

食品マーケットの国内需要は限界が見えている。限られた「クチ」をいかにして奪うのか、どこの企業も必死に考えている。カップ麺では市場の半分を抑えている日清食品が、カップなしでどこまで攻められるのか楽しみであります。

 

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