キーボードが手に入らない時代

壊れたパンタグラフ式キーボード

愛用のキーボードが調子悪くなったのが9月の頭頃。

とても使いやすくて、それこそ何も考えずに使えた最高の相棒だったのだけど、いかんせん肝心要のEnterキーがおかしくなっては、どうしようもなく。調子悪くなってはじめてわかります、自分がいかに無意識に使い倒していたかを。

キーを外して、掃除をしたりしましたが、それでも調子は戻らず。キーボード探しの苦難の旅はここからはじまりました。

歴史遺産となったパンタグラフ式キーボード

Amazonで買うとありがたいのは、購入日が正確にわかること。自分はこれを2015年12月19日に買っておりました。たしか2台目。
同じものを買えばいいかと思いきや、「取り扱っておりません」という残酷な表示が。

じゃあ後継機はあるのかと探してみると、手慣れたパンタグラフ式キーボードはすでにない。中古品らしきものにはプレミアム価格がついていて、数千円から1万円超まである始末。

パンタグラフ式キーボードは
歴史遺産と化している

ことを、今お使いの方は認識しておいた方がよいと思います。歴史遺産は手軽に購入できないのです。

じゃあメングレン式でと思ったのだが

最近の若者はパソコンを使わない。使わずともスマホのみで生きていける。社会への橋渡しとなる就職活動だって、パソコンなんていらない。だから、キーボードそのものの需要が減っているのでしょう。パンタグラフ式と旧来のメングレン式の両方を生産する余力が周辺機器メーカーには残っていない。ELECOMさんには長年大変お世話になってきたのですが、支援が足りなかったのでしょうか。

そんなことですから、パンタグラフ式はあきらめ、メングレン式を購入。ところがこの判断が甘かった。ピッチ幅19mmということにばかり気を取られ、ストロークのことを何も考えずに、下記のタイプを注文してしまいました。

これのキーストロークは4mmもある。

エレキギターを弾いていたのに、突然ガットギターを弾けといわれるような感じです。指がつりそうになりました。肩も凝ります。何より、キーボードそのものに厚みがあるため、タオルを手前に置いて高さを調節しないと打ちにくい。

文章を書いてナンボの自分としては、商売道具の最も大切なものを失った感じ。今さら新しいキーボードに慣れようとしても、なかなか慣れるものではない。というより、もう疲れました……。

実物はパソコン店で

「もうこれではダメだ!」と思い、次はもう失敗したくないので、Amazonで目星をつけつつ、実物も見ようということで、近くのパソコンショップへ。

ところが、やはりキーボードは扱い数が少ないんですね。しかも、以前だったら、サンプル品として実物を触れたのに、そういうことはもうしていない。残念。

そこで唯一まともに触ることができて、「これでいっか…」と思えたのが、下記のキーボード。

ELECOMのはあきらめ、Logicoolに浮気。なんとこのまま水洗いできるという機種。いや、そこまで汚れることはないと思うのですが…。
お値段はそこそこしましたが、Amazonのクーポンがあったので、250円くらいしか実費はかからない。これに決めました。

微妙なタッチとキーの大きさ

そして先ほど到着いたしました。

黒地に白のキーが個人的には微妙ですが、もうわがままを言ってられない。我慢します。

キーのタッチは、ストロークは問題ない。ただ、Enterキーのサイズが微妙に小さいです。まだ指で探りながら打っています。Enterキーが小さいために、頻繁に使うBackSpaceキーの距離感も合わない。
一番気になるのは、Enterキーを叩いた時の音が、異様に安っぽいこと。他の文字キーは大人しいのですが、Enterだけ「カシャッ!カシャッ!」といいます。これも慣れるしかないのか……。

キーボードはなくなるのか?

折しもここ数日、Googleなど数社が、いわゆるAIスピーカーを発表しました。

AIスピーカー、日本で号砲  グーグル・LINE・ソニー… 音声操作やニュースも読む :日本経済新聞

スピーカーといいつつ、実際には「マイク&スピーカー」といった方が正しいわけで、当然のことながらキーボードなどあるわけがない。日本人がなかなか慣れないであろう「音声入力」に対し、劇的な進化を与える機器であり、私もそうですが、たぶん大いなる葛藤があるでしょう。

Hey! Siri!
OK! Google!

これでさえ遊び以外で使ったことはありません。

音楽かけて。
Beatlesの「Let It Be」のアルバム!

キカイに話しかける前に、自分で操作してしまいそう。

そういう時代はすぐそこにやってきている。そういう時代とは、

キーボード不要の時代

です。

キーボードを使いこなすことは、特殊技術として伝承されるのでしょうけど、自分が生きているうちは、そこまでにはならないか。
今こうして文章を打ちながらも、ちょっとイライラしています、Enterキーの音に、そしてBackSpaceキーの小ささに。まだ指が慣れない。
ELECOM社さんは、前使っていた機種を復活してくれないかな……。

今後お気に入りのキーボードを見つけたら、2つ3つと買い占めておかないと。そんなことを感じた秋の午後なのでした。

 

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