キンレイラーメン横綱を食べる時に気をつけること

ラーメンも冷凍麺の時代か

日々進化をつけるインスタント麺。そしてこれまた革新的な進化を続ける冷凍食品。こういう商品が出るのも、当然の帰結といえましょう。

キンレイの「お水がいらないラーメン横綱」。見るからに「横浜家系ラーメン」をベースにしております。美味しそう。

キンレイの元の社名は「近畿冷熱」。1974年に大阪ガス系列企業として設立されました。キンレイは公式サイトのトップに「なべ焼屋キンレイ」とあるように、アルミホイル調理の鍋焼きうどんがメイン。ガスコンロに乗せて、温めるだけで食べられるあれです。

そんなキンレイが、「お水がいらない」を謳い文句に冷食ラーメンを出している。発売は2年前の2015年3月
「あー!ラーメン食べてえなぁ!」と思って出かけても、最近の暑さでは、店を探すうちに、「やっぱ冷たいものにしとくか……」と方針変更してしまう。だから、自宅で食べられる美味しいラーメンは魅力的。ということで買ってみたのでした。

いざ調理

袋を開けてみると、こうなっております。

冷凍ラーメン系で似た商品としては、ニッスイの「ちゃんぽん」があります。でもあちらはお水が必要。水なしで作るのに、一抹の不安を覚えます。

そのスープ部分は下にある。

ケーキみたいですな。これを熱でじわじわ溶かすということのようです。
早速鍋に入れて、火にかけてみる。弱火でやるよう書いてありますが、それでも焦げないか不安が少々。

でもすぐにスープは溶け出しました。

スープが溶け出したのはいいけれど、具材の配置をなるべく崩したくないので、麺をほぐすのが若干面倒な感じ。

(ピンぼけ失礼)

ここまでくればもう安心。

完成間近。いよいよ実食です。

器に移してみると……

「できた、できた」と思い、鍋からラーメン丼に移す。そして愕然とさせられました……。

少なっ!!

これはいけません。明らかに少ない。スープも具材も麺も、とってもいい感じなのに、肝心の量が足りない。
スープの味も、オジサンにはちょっと濃い目。薄めてもよかったのですが、そうするとバランスが崩れそうで、このままいきました。
そして、あっという間に食べ終わってしまう。ちょっと虚しい。

改めてパッケージを見てみると、そして公式サイトを見てみると、麺が入っているのは、立ち食いそばのような丼。

お水がいらない ラーメン横綱 | なべやき屋キンレイ | 鍋焼うどん・冷凍麺はキンレイ

だったらそう書いて欲しかったですな。我が家にそば丼もありますので。

冷凍のラーメンをわざわざ調理して食べるのは、男性よりもむしろ女性なのか。それであれば、この量でも頷けます。「メガ盛上等」の若者であれば、2個食いでも足りないと思うかもしれません。

乾麺袋麺の完成度は崩せないか

全体の量の少なさに加え、もう1つ気になったのは調理時間。

パッケージには「何分煮込む」との表示はありません。スープが溶け出し、具材がいい感じにほぐれたところが完成という判断。これが案外かかりました。確実に3分以上、自分の感覚としては、5分近く煮込みました。お手軽感はあまりない。

つまり、正麺、ラ王に代表される乾麺の袋麺よりも、かえって時間がかかる。

お水がいらないラーメン横綱」の価格は1食300円。3倍のコストパフォーマンスがないと、袋麺の牙城を崩すことはできない。そこまでの力は正直ないと思いました。

単身世帯であろうと、ラーメン丼くらいはあるはずだから、何はともあれ、鍋から移した時の見た目を、もう少しよくしていただきたいもの。
ただそのためには、パッケージを大きくしなければならない。そうすると冷食コーナーで邪魔者扱いされる。簡単そうに見えて、実は厄介な課題なのでしょうか。
そう考えると、「水がいらない」ことを諦め、ニッスイちゃんぽんのように一定量の水を使用することに踏み切ってもよいのでは。家でラーメンを作る時に、水を使うことは当たり前なのですから、その手順をカットしても、それほどのベネフィット感はありませんし。

飛躍的に美味しくなっている冷凍食品。はたしてラーメンも冷食でという時代が到来するのかどうか。乾麺との勝負は、もう少し先になりそうです。

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