沖縄そばは豚骨とカツオだしのバランス勝負
ラーメン店からの転換
1年半ほど前に開店したばかりのラーメン店。
開店当初、1日100杯無料のサービスで人気を博しました。
しかし、いきなり閉店し、次は沖縄料理の店ということが発覚したのは、少し前のことでした。
沖縄料理大好き。那覇のタイラホテルの下にあった飯屋で食べた「てびち」がめっちゃ美味しくて、何度も食べに行ったり。
沖縄食堂がオープン
ということで、めでたくオープン。店名は「沖縄食堂 空と海と太陽と」という長い名前。
界隈には、ラーメン店は数多くあるのですが、沖縄料理店は珍しい。連日行列ができておりました。
新店でオペレーションがこなれるのを少し待ってから、初トライしたのは、今から1か月ほど前のことでした。
食べるのはもちろん「沖縄そば」。
一緒に行った子供は、ラフテーそばを注文。
結構ボリューミー。
とっても美味しかったです。
セカンドチャレンジは定食
また少し置いて、2度目の挑戦時には、初回に行った際、隣のオジサンが食べていた美味そうだった「大根ソーキ定食」。
ソーキがめちゃくちゃ柔らかくて正真正銘トロけます。ごはんがもうちょっと多いとよかった。
ムジャキフーズ系です
ここの店舗は、前のラーメン店もそうだったのですが、かのムジャキフーズ系です。恵比寿ガーデンプレイスに本社をかまえ、城南地区を中心に、次々と開業支援をしている会社です。だから、チェーン店のようでチェーン店ではありません。ノウハウは共有されているはずですが。
上の沖縄そばの画像を見て、「あれっ?」と思った方はいらっしゃいますでしょうか。
そうです、スープが結構濁っている。自分も食べながら、「あれ?沖縄そばはこんな白濁スープだっけ……」と思いながら食べておりました。
不安になって、渋谷センター街にある「やんばる」に確認行ったりしました。こちらも同じムジャキフーズ系なので。
こちらの方がやや透明度が高い。これがノーマルな沖縄そばだと思います。
沖縄そばのスープは、豚骨と鰹というラーメンでよくいうところの「ダブルスープ」。これがなんともいえない旨味を出しています。で、本当のところはどれが真実なのかと調べてみました。沖縄そばのことは、沖縄そばのプロに聞け。「沖縄そば組合」のサイトがありました。
いちおうオフィシャルな沖縄そばの定義としては、「三枚肉」「しょうが」「かまぼこ」「麺」「ダシ」「島ねぎ」とあります。肝心のダシのことは、このように書いてあります。
主に豚とかつおだしが使われている。鶏や昆布、しいたけなどを加え、独自の味を出しているところも少なくない。風味が決め手。
(沖縄そばの生麺協同組合:沖縄そばについて)
豚と鰹だけでなく、鶏や昆布、しいたけまで加えてもOKという柔軟さ。つまりなんでもOKということのようです。
おそらく、地元にできた店は「豚骨」を強めに効かせているのでしょう。ラーメンでいうと「塩とんこつ」に近い味。ラーメンとももちろん競合してくるので、あえて味を寄せて、バトルする覚悟で臨んでいるのでしょう。今度確認してみたいところです。
とろとろソーキそば
ということで、とろとろのソーキをもう一度食べたいということで、3度目は「ソーキそば」に。
いやー、トロトロすぎて、飲み込めるほど。あっという間に食べ終わってしまいました。
こうなると、本場の味を久しぶりに食べてみたいもの。
勝連城跡からローマ帝国のコインらしきものが見つかったというニュースがありましたが、久しぶりにグスク探訪を兼ねて、沖縄旅行でもしてみたいものですな!