進化していた吉呑み
0次会に吉呑み
だいたいね、19時すぎから飲み会なんて遅すぎるんです。だからそういう時に必要なのが「0次会」。1次会の前の助走として重要です。
ちょうど新橋だったので、焼とん屋に久々に行こうかと思ったけど、「吉呑み」をやっている吉野家にピンと来て、フラフラっと入りました。
とりあえずホッピー
中国系らしき女性が1人で切り盛りする2階は、自分以外に客は2人。寂しい。とりあえずホッピー。
ジョッキに氷を入れてくるタイプ。ホッピービバレッジは、もっと営業して「3冷」を広めて欲しいもの。ちなみに、おかわりの「中」も、コップに氷入りでした。いらんがな氷ばっかり。
牛皿のプラスワン
さて、ツマミはどうしようかということで、メニューを眺めていると、こんな特別メニューがある。
牛皿にネギをのせているだけ。でも「チョイのせ」という語感はハートにグサグサきます。青ネギの方を頼みました。
「ピリ辛青ネギ」ですが、本当にピリ辛で結構いい。つい紅しょうがをどっさり追加して、口内を中和いたしました。
吉野家の紅しょうがは、他チェーンにはなかなか真似できないものがあります。
メニューの出し入れ
そんな「チョイのせ」の右端に「販売終了いたしました」のシールが貼ってある。
蛍光灯の反射でちょうど光っておりますが、「塩タレ野菜」をチョイのせするメニューをやめております。原価的に合わないのか、それとも効率が悪いのか。両方でしょうか。
「吉呑み」は、一昨年の8月、営業を始めたばかりの五反田店に行ったのが最初。
吉野家で吉呑み | とみざわのマーケティング入門(2014.8.14)
あの時は「マグロの刺身」がありました。
でも今回のメニューにはない。というより、魚系メニューは「子持ちししゃも」「焼いか」「鯖みそ」の3品のみ。刺身はない。これは賢明な判断。
牛皿(牛丼)と真反対に位置づけられる刺身系メニューは、吉野家のロジスティクスやオペレーションを混乱させるだけ。だいたい、美味い刺身を食べたいのであれば、もっと別な店を選びます。
酒もシンプルに
ツマミメニューを絞るのだから、アルコールメニューももちろんややこしいことはやらない。諸悪の根源ともいえる「チューハイ」は、ウーロンハイ、お茶割り以外にバリエーションはない。甘い系のチューハイはありません。レモンサワー、グレフルサワーすらありません。お好きな方、ご注意ください。
こういう割り切り方ができているうちは、吉呑みの方向性は大丈夫かと。
営業時間の拡大はあるか?
こうなると気になるのは営業時間の短さ。新橋のお店の、吉呑みとしての営業時間は17:30から22:30まで。これをせめてアイドルタイムである午後2時あたりからに前倒しすることはあるのか? 焦点はそこに尽きます。
アルコールヘビーユーザーとの相関性がかなり高い層を確保しているであろう吉野家。「吉呑み」に本気を出すのは、まだ少し先のことか?
吉野家が、吉呑みに本気になる時「チョイ呑み事情」は大きく変わる。いつのことでしょうか。
というか早くしてくださいね。