浜松の人気店 僕家のらーめんおえかき
浜松ラーメンランキング第2位
居酒屋に関しては、ネットの情報は無視しておりますが、ことラーメン店については参考にしております。
浜松のラーメンランキングは、食べログによるとこんな感じ。
浜松 ラーメン(拉麺)ランキングTOP100(1-20位)[食べログ]
1位の「浜田山」は、東京にありそうな名前。電車で行かねばならない場所にあるので、逆にちょっと億劫。
気になっていたのが、2位の「僕家のらーめん おえかき」。
「ぼくや?」「ぼくいえ?」。なんて読むのか、よくわかりませんでしたが、「ぼくんち」と素直に読めばいいみたいです。
開店からまだ1年ちょっと。でもいきなり上位にランクされる人気ぶり。その秘密の一端は、リンク先を見ていただければわかるように、最近ジワジワ人気の「ふわふわ系」であること。スープをミキサーで泡立てるところがポイントです。
しかしこの店がまた凄いところにある。
遠州鉄道遠州岩水寺駅から、徒歩10分ほどのところにあるのですが、そもそも遠州岩水寺駅は新浜松駅から31分!
電車で来る方は、相当なマニアでしょう。鉄道マニアだと、なおよろしいかと。
たまにお店の前を通っていたのですが、なかなかチャレンジする機会はなく。先日ようやく行ってまいりました。
これが塩ラーメン?
ここの人気メニューは「塩らーめん」。もったいぶらずにいきなり画像を載せますと、こんな感じです。
食べログにも、ユーザーさんが写真を載せておりますが、このとおり真っ白。「ミルクラーメン?」と勘違いしそう。この見た目のインパクトが、「食べてみたい!」という気持ちをしぼませておりました。だって、本当に美味しいのか不安じゃないですか。
ユーザー評価は抜群。だけど見た目のギャップがありすぎて、「チャレンジする価値が本当にあるのか」、どうしても納得できなかった。
でもこれが本当に美味い
食べてみれば、そんなことは杞憂に過ぎなかったことが、すぐにわかります。
ふわふわはあるけれど、口にすれば普通にラーメン。スープも美味いけれど、麺がこれまた本当に美味い。ツルツルシコシコです。
よく「麺がスープと絡んでいない」という評されるラーメンがありますが、これはそんなことは全くない。お世辞でなく、今まで食べたラーメンで随一かも。
ごはんは「バターライス」。これがまたラーメンに合う。カロリーが気になる? そんなことを気にする人は、そもそもラーメンなぞ食べてはいけません。そもそもこの店は「大盛無料」ですしね。
「こんなとこまで、たかがラーメンを食べに来るかね?」と思っておりましたが、いやいや、このラーメンは浜松駅から30分、赤電に揺られてはるばる来る価値はあります。
その一方で、「見た目」というのはやはり重要。最初のチャレンジは、(当たり前だけど)味などわかるはずもなし。だからネーミングやパッケージが重要になるのですが、ラーメンの場合、ネーミングは関係ない。パッケージにあたるのは「見た目」。
「え? これが塩ラーメン?」という第一印象は、「本当に美味しいの?」という疑念につながる。これが新規ユーザー獲得を遠ざける。本来であれば、これは得策ではない。
しかし、さほど大きくない店舗で、少人数でやっているのだから、行列が長くなりすぎるのも問題。ましてや、車でないとなかなか来ることはできない立地。見た目のインパクトでしぼんだ気持ちを上回る口コミ評価の高さがバックアップし、ちょうどよい混雑具合になっているのかもしれません。
花びらのように広がったチャーシュー麺には、オジサン的にはもう手が出ませんが、次は「醤油らーめん」にトライしてみようと思います。
2015/12/25