ラ王醤油豚骨が美味しすぎる理由
増えるラ王一族
最近バリエーション展開が激しいラ王。それはもちろんマルちゃん正麺への対抗意識なるがゆえでしょう。
夏まだ暑い盛りに、「醤油豚骨」を発売しておりました。
ちなみに今週月曜12日には、「酸辣湯麺」も発売しております。
これで、醤油、味噌、塩、豚骨、担々麺、醤油豚骨、酸辣湯麺、つけ麺、冷やし中華(醤油だれ)、冷やし中華(ゴマだれ)とラ王一族は袋麺だけで10人兄弟に。正麺を圧倒しようという魂胆か。
食べてみた
何はともあれ、ようやく食べてみました。

スマホからだと画像縦に…
紫を使うのは、なかなか珍しい。というより、醤油=赤、味噌=オレンジ、塩=青……と展開していったら、使えそうな色は残り少なかったのでしょう。
スープはかなりドロリとしております。
麺を茹でたお湯で溶かすわけですが、撹拌を強めにやらないと溶けにくいです。
できあがりがこちらになります。スガキヤのチャーシューを大量投入してみました。本来「素ラーメン」にすべきでしたが、余っていたので。あと刻みネギもそれっぽく。

こちらもスマホだと縦に…
スープを若干入れすぎた感があり、美味しさと不味さ(薄さ)のギリギリボーダーラインといった感じ。
ただ、スープはそれでもややしょっぱい。それがまた醤油豚骨の美味しさを募らせます。ごはんが欲しくなりますな。
美味しすぎると飽きる
醤油豚骨はここ何年かの間に、急速に広まったラーメン味。醤油でもない、かといって豚骨でもない、その絶妙さ。吉村家を元祖とする横浜家系の分派がそれを加速したともいえるでしょう。

自宅近くの「てっぺん家」。大好き。
「ラ王豚骨醤油」は魚介だしもしっかり感じるし、太麺もツルツルだし、本当に美味しい。ただ、あえて言うなら
美味しすぎる
ように思います。
美味しくなければいけないに決っているけれど、美味しすぎるのもよくない。それは飽きるから。
日高屋75点の中華そば
カンブリア宮殿に登場したハイディ日高の神田社長が、初回登場時に自社のメイン商品である「中華そば」を「美味しいですか?」と聞かれた。
それに対し、
まあ普通ですね
と正直に答えた。でも、その後社内で「普通はないでしょ!」と怒られたとか。
で、この前出演したスペシャルで、再び同じことを尋ねられたら、やはりこんな風に答えた。
以前は65点くらいだったというので、それでも点数は上がってきている。75点でよしとする理由は、
あまりうまいと毎日は食べられない
ということ。
90点もありうるラ王醤油豚骨
ラ王醤油豚骨は、点数をつければ80点以上は固いはず。袋麺であることをプラスに評価すれば、90点をつける人がいてもおかしくない。
ただ日高屋社長がいうように、毎日食べようとは思わない。美味しすぎるというより、魚介だしが効きすぎのように思います。
もっともラ王は10人兄弟。メインはあくまでも醤油でしょう。日高屋の「75点の中華そば」に相当するのは、「ラ王醤油」であるはず。
だから「醤油豚骨」は、
美味しすぎてもよい
ともいえる。家系ブームが去り、売れなくなったら、引っ込めればいいのですから。
酸辣湯麺や担々麺など、豊富なバリエーションでライバルを圧倒しようというラ王。しかしやはり売れるのは定番の味なのか。それはいずれわかることなのであります。
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2016/09/22