コカ・コーラスリムボトルを生み出した技術力

ファミマで発見

カミさんから「ビールないよ」という暗黙の指令が下り、帰宅時にファミマにてビールを購入。レジに並んでいると、脇の棚にこれを発見。

15080202

正式名称は「スリムボトル」というそうですが、これはまさにコンツアーボトル!

「コカ・コーラ」ボトル100周年を記念して、いよいよ日本初上陸!! 「コカ・コーラ」スリムボトル: 日本コカ・コーラ株式会社 Coca-Cola Journey

片手で握れるサイズのスリムボトルの容量は250ml。糖分が気になるオジサンでも、「1本くらいならいいだろ」と許せます。

ノーマルコークとコークゼロがありますが、ゼロは一時出荷停止になるほどの人気だそうです。

「コカ・コーラ ゼロ」スリムボトル 250ml 一時出荷停止に関するお詫びとお知らせ: 日本コカ・コーラ株式会社 Coca-Cola Journey

ファミマ店頭には、どちらもありましたけど、試したい方はお早めに。

コンツアーボトルのくびれ

このボトルを見て、誰もが思うのは「よくぞここまで再現したな」ということでしょう。俯瞰する位置だと、その「くびれ」がよくわからないと思いますが、こんな感じになっております。

15080204

アルミ製では、強度の関係でこれが限界でしょう。でも、これなら多くの年配者は、

懐かしい!

とすぐさま思うはず。
今年は「コンツアーボトル」ができて100周年。だからこそ、この形状にこだわったのでしょうが、ボトル製造の苦労は、上記プレスリリースに語られております。

「コカ・コーラ」ボトルは、スリムでなめらかな曲線を描く独特の形状のため、アルミニウム素材で製造する上では技術的なハードルがいくつもありました。特にウェストカーブ(ボトルのくびれ部分)の加工は国内初の試みで、微妙な曲線を再現するために専用の設備を導入。最新の成形技術を結集させることで、日本で初お目見えとなるアルミニウム製の「コカ・コーラ」スリムボトルの製造ラインを実現しました。
「コカ・コーラ」ボトル100周年を記念して、いよいよ日本初上陸!! 「コカ・コーラ」スリムボトルより)

擬宝珠と同じか

携帯電話を小さく薄くすることに成功したのは、バッテリー液が漏れだすことのないようにできたからというのは、かつてたびたび取り上げられた岡野工業の「深絞り」の技術があったからというのは有名です。

板から作る「痛くない注射針」 | 長老の智慧 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

深絞りとは、簡単にいうと、寺社仏閣などでよく見られる「擬宝珠」のように、1枚の板をさまざまな形状に加工する技術。こうすることにより、つなぎ目のない美しい造形が出来上がる。

15080205

もちろん大量生産されるスリムボトルには、「つなぎ目」がある。

15080206

ただ、この繊細な曲線を出すために、深絞りの技術が使われているのは確実でしょう。

定番化するのか

以前は無理といわれていた炭酸飲料のペットボトル化も、だいぶ前に実現している。コカ・コーラはそのかわりに、コンツアーボトルという大切なものを後回しにしてきた。だから、こんな苦肉の策も講じた。

15051401

缶のコンツアーボトル | とみざわのマーケティング研究室(2015/5/14)

今回のスリムボトルは、コカ・コーラの復権となるのか? 単に中高年層の懐古趣味を刺激するだけではなく、若者の琴線にも触れるのだとしたら、それはやはりコカ・コーラのブランド力のなせる業なのでしょう。
そしてスリムボトルが定番化することにより、また次の100年安泰のブランドとなるのか。

単なる周年記念ボトルではない可能性が、スリムボトルには秘められていると思うのであります。

15080201

Google AdSense2

Google AdSense

      2015/12/25

 - 自腹でレビュー, 飲み物 , , , ,