味の素香味ペースト黒はスープが美味し
万能調味料
味覇がゴタゴタしている間、いったいどれだけ売上を伸ばすことができたのか。味覇の「中身」だった「創味シャンタンDX」は、あくまでも缶入りのみ。これでは一般家庭用には厳しい。
その点、チューブタイプに徹した「味の素香味ペースト」は家庭に入りやすい。
オリジナルの「塩」(上記写真・右)は、本当にありがたい。チャーハンにもスープにも野菜炒めにも、なんでもOK。しかも中華料理店の味にキチンと仕上げてくれる。
味覇にも問題となったチューブタイプはありますが、冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと、かなり固くなり、常温に戻るまで少し時間が必要。調理途中で取り出すと、結構バタバタ焦ることになります。握力は普通の男レベルの自分が、かなり力を入れないと出てこないから、女性では厳しいのでは?
その点、香味ペーストはほどよい柔らかさだから、そういうことはない。さすが味の素。
そんな想いもあり、新製品の「醤油」も当然買う流れに。
ただ、ある日、勢い込んで作った野菜炒めが、とっても味が濃くなってしまい、非常にガッカリ。「なんだよこれ……」ということに。
その後、冷蔵庫の奥底に眠ることになっておりました。
チャーハンは塩、スープは醤油
先日久々に「チャーハンでも作るか」と思い、「そういや黒いのどうするかな」「もういいかげん使わないから捨てるか…」ということに。
ただ、このまま捨てては惜しい。チャーハン本体は金色の塩で作り、黒はスープにしてみることに。
完成したものがこちらになります。
スープは「香味ペースト醤油」をお湯で溶いただけ。撹拌がしっかりできていず、油が浮いているように見えますが、これは混ぜれば消えます。
これが美味かった!
んですな。自分で作ってビックリしました。「おまえ、こんな美味しかったの…?」と。炒めものでは濃すぎたように感じたものが、スープではほどよい味になる。
中華店でチャーハンとともに出されるスープ。あの味を家庭で出すのは、案外難しい。ラーメンスープとはちょっと違う。でも、この「黒」なら、一発で「あの味」が出せます。
ということで、スープ系でいろいろトライしてみることに。
きしめんに香味ペースト黒
チルドの麺類は、最低でも2食セットになっている。1食単位で売られているものは、かなり安っぽいので、ちょっと手を出せない。なのでやむなくいつも2食入りを買う。
チルドだから賞味期限が近いけれど、立て続けに同じメニューになるのは避けたい。
ということで、つい勢いで買った「きしめん」が1袋余っておりました。これを「香味ペースト醤油」で食べてみることに。
美味かったんですな、これが。ぜひお試しください。
といっても、もともと麺類が中国で誕生した頃は、ダマ状の塊をスープに入れて食べていたとか。現在の裁断する麺は、少し後とのこと。
きしめんもよく見れば、うどんとワンタンの間みたいなもの。肉なしワンタンと考えれば合わないはずがない。何の問題もなく食べられました。
スープ餃子にも
中国で生まれた麺類の原型はこんな感じだったのか?
中国では水餃子が本流といいますが、スープにぶち込んでみました。餃子はもちろん味の素冷凍餃子。以前中華鍋にぶち込んで食べたら美味しかったので、これも美味しくて当然でした。
中華風雑炊にも
中国の朝食はおかゆが多いとか。雑炊はどうなのでしょう?
スープにごはんをぶち込み、少し煮込んで、卵やらを落としました。
これも美味しかった。一番オススメです。中華風雑炊が簡単にできます。
炒めものとしては、自分に合わなかった「香味ペースト醤油」。チューブにあるコピーには、「肉野菜炒め」「スープ」「焼うどん」の順で推奨メニューがあげられているけれど、「スープ」を一番先に持ってきてもよいのでは?
ということで、香味ペースト醤油はスープで使えというお話でありました。
2015/09/22