サントリー様、今は品厚商法です
またなの?
というのが、誰もが偽らざる気持ちだった。サントリーが今週火曜日に発売したばかりの「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」が、また一時販売中止。先般の「レモンジーナ」に続きまたもや。一体、サントリーの生産計画担当者はどうなっているのか? 本当にまともに計画を考えているのか?
あまりにも立て続けだから、サントリーから相当な「注射」を受けているマスコミも、今回ばかりは少々憤った。
サントリー、ヨーグルト味天然水も「売れすぎで一時販売中止」 まるで“あおり商法” - 産経ニュース
珍しいことです。
一方、サントリーのオフィシャルな言い分は、こう。
4月14日(火)より新発売した「サントリー 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」ですが、発売に向けた需要想定が十分ではなく、今後のご注文に対して安定的な供給量を確保出来ないことから、供給体制が整うまでの間、弊社からの出荷を停止せざるを得ない状況となりました。
(「サントリー 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」一時出荷停止のお知らせ | ニュースリリース | サントリー食品インターナショナル)
しかもこの後に、「「レモンジーナ」においても未だ出荷再開が出来ないなか、再度、お客様やお取引先様ならびに関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます」と結んでいる。はぁ、そうですかとしか言いようがない。
味は美味しいというか
ということで、早速買ってきました。
余裕で買えました。それはもちろん「販売中止」ではなく、サントリーとすれば、あくまでも「出荷停止」だから。「うちの工場を出発するトラックには載ってませんよ」ということ。
おいしくて驚くよ!
とありますが、味は、まあ美味しいというか、なんか別に驚きません。品薄商法に対する嫌悪感により、味の評価が正当にできない状態です。
もっともミネラルウォーターを飲む時に、自分はこの味は求めない。乳酸菌を取りたい時は、ヨーグルトドリンクを飲みます。
店頭にはまだたくさん
ちなみに買ったお店の冷蔵庫はこんな感じ。
「ちょっと売れてるかな?」というくらい。発売直後の製品なら、このくらい売れないと、あっという間に返品となるでしょう。
今は品厚商法
昨日の夕方、焼鳥屋にあったテレビの映像です。フジのニュース。
アナウンサーの声は聞こえませんでしたが、画面の動きを見るに、サントリーにやや批判的だったように思います。
ネットにあった、過去にサントリーが販売中止した事例です。
2002年:Gokuri
2004年:伊右衛門
2005年:バブルマン
2010年:角瓶、オールフリー
2013年:プレミアムモルツ・コクのブレンド(期間限定)
2014年:澄みわたる梅酒
2015年:レモンジーナ 、ヨーグルト味天然水
ここ3年連続している。しかも期間限定品でも起こしている。期間限定こそ、しっかりした生産計画の下に販売するのではないのか?
サントリー新浪社長がどんな釈明をするのか注目ですが、その一方、ネットですぐさま店頭の画像がアップされてしまう今の時代に、こんな「品薄商法」「売り切れ商法」などに消費者はダマされない。
むしろ今は「品厚商法」の方がウケる。
サントリーも今度は、
間違えて作りすぎちゃいました!
買ってください!
とやればウケるかもしれませんよ。ま、そんなことしたら、担当者は本当にクビでしょうけど。
2015/09/22