雪国まいたけ極に3倍の価値はあるのか?
税抜298円のまいたけ
単に美味しいだけでなく、不治の病に効くかもしれないという都市伝説のある「舞茸」。大好きです。ほぼ毎日食べております。
手で適当にちぎって、そのまま鍋に放り込むだけでいいのが、またありがたい。包丁いらず。男の雑料理に大切な要素です。
そんな舞茸界のチャンピオンといえば、「雪国まいたけ極」。
先般放映していたテレ東系の大食い大会で、雪国まいたけ社がバックアップしたラウンドでは、この「極」を惜しげもなく使ったカレーが提供されておりました。軽く10杯以上食べてましたがね出場者たちは。
舞茸マニアとしては、誠にたまらない映像でした。
美味しいのか?
一度食べてみようと思っていたのですが、通常品の3倍という価格の前に、どうにも抵抗感がぬぐえず。300円と考えれば、躊躇なく買うことができるのに、食品売場だと10円すら惜しくなる。どうしてでしょう?
でもそんなことしてたら、マーケティングにならないので、意を決して購入。メニューはもちろん鍋。
通常品より、しっとりしているんですよね。
香りはたしかにいい。ツンとした香りが広がります。
鍋は「香味ペースト」で中華系にしたので、これまた不治の病に効く系の「木耳」も入っております。
たしかに美味しい。食感は固すぎず、柔らかすぎず、素晴らしくよい。食べ終えるのが惜しい。そのくらい美味しい。
パッケージの価値
美味しいのは美味しいのだけど、通常の3倍の価値はあるかというと、正直言ってかなり疑問。これなら通常品を3パック食べる方を選びます。
それにつけても、この3倍の価値を演出しているのが、この容器であることは間違いない。
捨てるのが惜しいので保存してあります。宅飲みの二次会で、乾き物を入れるのによさそう。
これが普通の白いパックに入っていたら、誰も手を出さない。でも、黒に金をあしらった容器なら、店頭で確実に差別化できる。
1本数千円のワインが、PETボトルに入っていたら、誰も価値を認めないのと同じ。そういえば、「持ち帰り寿司」のパッケージも同様か。
ブランドというものは、「Product」だけで成立しているのではなく、パッケージも重要な役割を果たすことを教えてくれる「極」。週末の夕餉におひとついかが?
2015/09/22