松屋のプレミアム牛めしを食べた

松屋プレミアム牛めし

食べずに書いたこちら。

松屋プレミアム牛めしの意味

そのまま食べずじまいではマーケターとして失格。もちろん食べてまいりました。

14081501

せっかくなので、以前の牛めしと比較しやすいように並べてみました。

14081505

見た目で変わったところは、トレイがついたのと七味か。肝心の具材は、以前より白くなったような。あと厚みがありますかね。切り方も大きめに感じました。

味については、多くの方がコメントしているように、「昔の吉野家?」という感じはしました。でもそれもかなりあやふや。以前の牛めしとの差異はよくわからないというのが本音。「これがプレミアム?」と感じざるを得ない。

 

松屋のねらい

松屋としては相当に気合いが入っている「プレミアム牛めし」。このプロモーション映像を見れば、その本気度がわかります。

食券を店員さんに渡すと、

プレミアム牛めし入りましたぁぁあ!

と言われるのがイヤというコメントも見られました。でも自分が行った時にはそんなことありませんでした。かつてのように

牛めし1丁!

というだけ。本部からの指導があったのか、それとも最初からこういう狙いだったか。

ノーマルラインと併売しないのに、「プレミアム」をつけるのはおかしい。というより意味がない。
だから松屋とすれば「プレミアム牛めし」という名称は、導入当初使うだけで、全店に拡大できれば、名称だけ「牛めし」と戻すのでしょう。「いつでもプレミアム」と思わせればよいのですから。

今回のプレミアム牛めしに懐疑的な方は多い。ただ、それはやや勘違いしている。
だいたい松屋の牛めしは、もはやメインメニューではない。ここを取り違えてはいけません。

 

プレミアムは価格のことではない

松屋は牛丼屋ではなく定食屋。すき家が仕掛けたデフレ牛丼戦争には、参戦せざるを得なかったけれど、他2社に比して、さほど大きな波風は立たなかった。

14081506
吉野家とすき家が迷走してきたようなイメージがあったため、松屋も似たり寄ったりだろうと考えるのは早計。実は、山は高くもなければ、谷も深くなかった。

松屋は以前から多メニュー化で展開してきました。

13091901

この量を食べるのが松屋の普通。サラダがついているのが松屋。だから他2社よりも健康イメージはある。
そして牛めしは、一般的な成人男性にとって、立ち食いそば程度の軽食の位置づけのはず。牛めしは実は松屋のメインメニューではない。

そして、最大のポイントは、松屋がメニューの脱工業化を地道に図ってきた点。工業化とは、もちろん化学調味料をはじめとした人工的なクスリを使わないこと。

13070302

「身体がよろこぶ自然味を」|安全・安心な食事をあなたに|松屋フーズ

この方針なくして、「プレミアム牛めし」なんて大層なネーミングはありえない。
松屋牛めしの「プレミアム」は、価格がプレミアムなのではなく、品質こそがプレミアム。この意味に気づけば、一見意味不明に思える「プレミアム牛めし」も、長期戦略の一手であることがわかります。

松屋とすれば、むしろ意識すべきなのはサイゼリヤ。

サイゼリヤのこだわり|サイゼリヤ

リーズナブルで、かつ美味しく、さらに身体にもよい食事の提供。イタリアンか、和洋食かの違いだけで、言っていることはほぼ同じ。1000店舗の大台に達したサイゼリヤこそ、松屋がライバル視しなければいけない相手です。

波紋を呼んだ松屋のプレミアム牛めし。吉野家・すき家と同列に見れば、何ら変わらない脱デフレ戦略。
しかし、それだけではない。
5年後、10年後、松屋がどんな外食チェーンとなっているのか。実は、他2社より一歩先に進んでいるように思うのであります。

 

Google AdSense2

Google AdSense

      2015/09/22

 - 自腹でレビュー, 飲食店 , , , , , , ,