松屋プレミアム牛めしの意味

松屋の牛めしが変わる

ノンプレミアム牛めしです。これが食べられなくなると思うと、それはそれで哀しい。
地方在住の自分に、食べるチャンスはいつ訪れるのでしょうか、プレミアム牛めしは。

14072501

白湯より薄いと称されたみそ汁とともにあった松屋の牛めし(≠牛丼)。高田馬場の地下店舗でよく食べました。
それがすべてプレミアムになる。

プレミアム牛めし|メニュー|松屋フーズ

といっても、昔の値段に戻るといえばそういうこと。
ただ、デフレの泥仕合が続いていた牛丼チェーンから、ついに「イチ抜けた!」が登場ということで、マスコミは大騒ぎ。

松屋が「プレミアム牛めし」 90円高い380円 :日本経済新聞
チルド肉使いタレ吟味、松屋のプレミアム牛めし : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
松屋、牛めしを「プレミアム」に 並盛り380円:朝日新聞デジタル

ネットメディアは大マスコミよりも、緻密な分析を加える。

松屋はなぜ"プレミアム牛丼"で勝負するのか | 外食 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
実質約3割値上げの松屋の「プレミアム牛めし」と「牛めし」を食べ比べてみた - GIGAZINE
プレミアム牛めし 特製七味が好評 | web R25

今回の大きなリニューアルは、冷凍肉から冷蔵肉に変更したこと。当然それだけ肉の鮮度感は上がる。

ただいずれの分析も、他チェーンとの比較、松屋の従前のノーマル牛めしとの比較ばかりで、全然わかっていない。

 

松屋プレミアム牛めし本当のライバル

松屋プレミアム牛めしが意識しているのは、これでしょう。

14072503

セブン-イレブンの「特製牛めし」。

14072509

チルド弁当|セブン-イレブン~近くて便利~

肉そのものではなく、弁当の「チルド」を前面に押し出したCM。当然「牛めし(牛丼)」は吉野家・すき家・松屋を意識したもの。
ただこの価格は390円(税込)。松屋プレミアム牛めしとほぼ同じ。セブンが「牛丼」とせずに、「牛めし」とネーミングしている以上、松屋とすれば意識せざるを得ない。

 

実際おいしいの?

ということで、食べてみました。

お店ではなく、家でレンチン。器が牛皿とごはんが別盛になっている。これはますます松屋としては意識せざるを得ないポイント。

14072505

自宅なので、このまま食べても寂しいと、玉子をつけて、七味をかけてみました。さすがに紅しょうがはない。

14072506

食べてみると、確かにおいしい。ただ、それは「美味しい」というより、「まずくはない」という評価が妥当か。このレベルの牛丼をいちいち細かく評価できる舌など、そもそも持ちあわせておりません。

 

セブン牛めしの欠点!

細かいことを言い出したらキリがありませんが、セブン-イレブン牛めしの欠点はある。
その最重要課題は、

ごはんがベチャッとしている

ことに尽きる。

牛丼のご飯は、少し固め、ちょっとパサつくくらいがちょうどいい。ご飯が炊きあがった直後だと、水分量が多く、かつなかなか冷めず食べにくい。
少し乾燥したくらいのところにツユが染みわたることで、絶妙なハーモニーを醸し出す。これがマイベスト牛丼。
弁当牛めしは、具材よりもご飯に改善の余地アリです。

あと、これはむしろご飯よりも重要なことですが、食べ尽くそうという時に「かっこむ」ことができない。
容器に口をつけると、クチビルに当たってイヤ~な感じ。

14072508

これを回避するためには、スプーン(れんげ)で食べなければいけない。親子丼はれんげの方が食べやすい。ただ、日本人的には牛丼は箸。その伝統意識が崩れてしまう……。

このセブン牛めしが取り上げられているサイトで、検索上位に出たのは下記の2つ。

セブンイレブン「特製牛めし」を地域の嗜好にあわせた味付けにして新発売 | 「マイナビウーマン」
セブンイレブン「特製牛めし」を地域の嗜好にあわせた味付けにして新発売 - Yahoo! BEAUTY

「マイナビウーマン」「Yahoo!BEAUTY」とどちらも女性を意識したサイト。そういうことですこれは。この弁当牛めし。男はどうでもいい。女性に食べて欲しい。
女性が食べるなら、男まさりにかっこんで食べるというより、スプーン(れんげ)でお上品に最後までキレイに食べ終えることが大切。器の形状は、実はさほど問題ではないのかも。

 

結論として松屋プレミアム牛めしは

つまり、松屋のプレミアム牛めしは、吉野家やすき家といった、かつてのライバルから、シェアを奪うことより、まがりなりにも全国1000店規模の牛丼チェーンとして、セブン-イレブンに負けない牛丼を作ることが第一義。
そして、コンビニの丼弁当ユーザーを少しでもスイッチさせる。結果的にそういうことが狙いなのでは。

アルバイトの大量離反が問題となったすき家。消費税増税とともに、何十年前かの300円という価格に回帰した吉野家。
これらと一線を画した戦略をとった松屋。コンビニに流れている女性客を、この「プレミアム牛めし」で少しでも松屋に呼び寄せることが可能なら、それは有意義な戦略となる。

ただ、ある意味では牛丼チェーンどうしの戦いよりも、さらにハードなコンビニとの戦い。特にセブンが本気を出した時、太刀打ち可能なのか。

松屋にははたしてどんな未来が待っているのでしょうか……?

 

Google AdSense2

Google AdSense

      2015/09/21

 - 自腹でレビュー, 飲食店 , , , , , , ,