マルちゃんワンタンラーメンを食べてみた
ホットワンタン以来
マルちゃんといえば、今や「正麺」ですが、その前は「赤いきつねと緑のたぬき」だった。じゃあその前はというと「ホットワンタン」だったと思うのです。
カップ麺市場で微妙なポジショニングのワンタン。ワンタンメンのポジショニングも微妙ですが、麺ヌキのワンタンはさらに微妙。どういうシチュエーションで食べたらいいのか、今ひとつわからない。
中華料理屋でわざわざワンタンを注文する人は少ない。マニアというイメージがあります。
カップのワンタンであれば、みそ汁の代わりなのだろうけど、なかなか売っていない。それにパンには合わないし、おにぎりだと、炭水化物だらけになる。
ワンタンにラーメンが!
そんなワンタン市場で、細々とながら、確固たる存在感を発揮していきたマルちゃんのワンタン。
ついにラーメンが入りました。
すでに6月頃から発売されていたようですが、あまり見かけなかった。それもそのはず、この「ワンタンラーメン」はセブン-イレブン限定。
【セブン限定】マルちゃんワンタンスープからラーメンが新登場ーー! - NAVER まとめ
セブン-イレブンから出すということは、テストマーケティングの意味合いもあるのでしょう。ヒットすれば、定番化する。カップのラーメンでは、「麺づくり」で戦うしかないマルちゃんにとっては、「正麺カップ」を出す前に、ワンクッション置けるはずです。
実食
食べてみました。
開けてみると、このとおりワンタンがゴロリゴロリと入っている(当然だ)。
お湯を注いで、待つこと3分間。できあがりはこんな感じに。
見た目が悪いので、丁寧に少しだけ混ぜました。
食べてみると、スープはかなり濃い。でも美味しい。ワンタンメンはごく当たり前のメニューですから、何らおかしくありません。
ただ少し気になったのは、ワンタンにお湯が浸透し、柔らかくなるのに、麺ができあがるより、少し時間がかかったこと。3分待って、いきなりワンタンにかじりつくと、たぶん固いままです。これがこれまでワンタンメン(ワンタンラーメン)をメニュー化してこなかった課題なのでしょうか?
でも、袋麺市場をあっという間に席巻したマルちゃんですから、ここで攻めなければもったいない。ワンタンラーメンを軸に、カップ麺でも存在感を出してくると、ライバルたちはイヤなはずです。何しろ、ワンタンで対抗できるとしたら、エースコックのワンタンメンくらいしかないのですから。
ありそうでなかったワンタンラーメン。カギはレギュラー商品とするのかどうか。
はたしてマルちゃんの選択はどうなのでしょう?
2016/12/15