吉田のうどん考

13072404ということで、昨日の続き。

祖父母の墓がなぜ富士吉田にあるかというと、母方の祖母の出身地だから。
そして、母親の疎開先でもあります。

富士急は「富士吉田駅」を「富士山駅」と改称してしまいましたが、富士吉田といえば「吉田の火祭り」、そして「吉田のうどん」。
「吉田」という地名は、ある程度知名度がある。
富士山の玄関口としてのイメージ効果を狙ったものでしょうけど、今後は火祭り、うどんとの連関性も考えないと、相乗効果は薄まる一方。
コントロールできるのか、やや不安。

富士吉田には、過去何回か訪れているのに、火祭りは見たことないし、うどんも食べたことがあるようなないような。
ほうとうは食べましたけどね。
訪れる事情が仏事ばかりだから、観光気分にはなかなかならなかったということもあります。

13072405でも今回は、割と気楽な感じだったし、子どもも大きくなったので、観光案内所でレンタサイクルを借り、ぐるぐる廻ることに。
もちろん富士山の麓、坂道ばかりなので電動アシスト自転車。
初めて乗りましたが、こんな便利なものだったとは……。
ちょっと感動しました。

墓参りは30分もかからず終了。
少しあたりを回ったけれど、表通りは路肩が狭いところが多く、チャリの通行は危険。
中の道は単なる住宅街と畑。
これで天気がよく富士山でも見えればよかったのですが、あいにくてっぺんはほとんど見えず。
早々に「うどん食べよう」ということに。

案内所でもらっていたうどんMAPを見つつ、最も近い店にしようかと思うも、念のためどんな評判か検索したところ、「物足りない」という評価が散見される。
ネット時代の恐ろしさ。
ひと手間かければ、悲しい体験を避けることができます。

なので、少し足を伸ばして、創業明治25年という「はなや」にしました。
13072401ごく普通の民家がやっていますという感覚は、讃岐うどんにも通じるものがある。
店内はこれまた民家の大座敷。
13072402ついこの間、「ケンミンSHOW」にも登場したようで、芸能人のサインがいくつか貼ってありました。

メニューはうどんのみ。
ごはん類はなし。
ドリンクもジュースとビールだけ。
これで続けていられるのだから、やはり評判なのでしょう。

うどんメニューも、「湯盛り(いわゆるかけうどん)」「皿(釜揚げを温かい汁で)」「ざる(冷やしたうどんを冷たい汁で)」の3種類しかない。
吉田うどんの定義としては、馬肉と茹でキャベツが入っていることがポイントのようですが、明治25年創業時にはそんなの関係なかったのか。
3人でそれぞれ1品ずつ注文し、シェアすることに。
13072403これは「皿」。
汁がかなり熱かった。
「皿」は適度に柔らかい。
「ざる」が最もコシのある、いわゆる吉田うどんのイメージ。
でもオススメは「湯盛り」。
すみません、「ざる」「湯盛り」は画像がないので、食べログでご確認ください。

もともと寒冷地だから、稲作に適していなかったので、小麦の栽培が盛んになり、うどんを食べるようになった吉田のうどん。
日照時間が長く、二毛作から小麦栽培が盛んになったといわれる讃岐うどんとは、真逆とも思える理由。
地域の特産品は、それぞれ似た事情があるものの、エッセンスは微妙に異なる。

そんな吉田のうどんの特徴は、麺のコシの強さとともに、「すりだね」といわれる辛子味噌。
これでアレンジすると、新たな美味しさが楽しめる。
辛くして、発汗作用を促し、代謝を促進させようとするのは、やはり寒冷地ならでは。
単に「地域産品を食べた」だけで終わってはもったいない。
こういうところまで踏み込んで理解したいものです。

60軒以上のお店があるという吉田のうどん。
元祖みたいなお店からスタートしてしまったので、もうちょっと他の店も楽しみたい。
次に来る時は、何軒かハシゴしてみたいものです。

ということで、適当な話のオチが見つからないので、豊橋「にかけうどん」を適当にアレンジしたものをお届けしてひと区切りとさせていただきます(失礼!)。
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