いきなりステーキとファブリーズ
好調続く「いきなりステーキ」
快進撃を続けている「いきなりステーキ」。都心から郊外への展開もほぼ完了。女性の1人客も確実にいるようで、今までにない「肉需要」を開拓した功績は大きいかと。
ペッパーフード/1~9月、いきなり!ステーキ好調売上高79.7%増(2018.11.09)|流通ニュース
自分の住む街にも、3年前に開店し、「立ち食いのままでは厳しい」と書きました。
いきなりステーキには厳しい街 - とみざわの神視点マーケティング
するとまもなく、椅子が設置。客足は安定してあるようです。やはり立ち食いのままでは厳しいですよね。自分は相変わらず行ったことがありませんが。鶏肉は食べたいと思うのですが、牛肉はさほどのベネフィットを感じないから。「いきなりチキンステーキ」だったら行きたいです。
ファブリーズのPOP
そんな「いきなりステーキ」を久しぶりに見てみたら、こんな小さなPOPというか旗が。
「ファブリーズ」です。
ステーキを好きなだけ食べられるのはよいけれど、そこはやはり焼肉。臭いはどうしてもつく。だから「これから人と会うので今日はちょっと……」と諦める方を翻意させるためのPOPでしょう。
焼肉店のガムはおそらく店の自腹だと思いますが、これはP&Gからの無償提供か。でも宣伝効果は大きい。
ファブリーズとすれば、日常の使用で効果を実感してもらえれば、家庭内の需要にもつながっていきます。「いきなりステーキ」全店でも350店ほど。P&Gとすればタダみたいなものでしょう。
最近安易に見えるコラボが増えておりますが、こういう相乗効果の期待できるコラボは素晴らしい。マーケティングの基本だと思います。