国民栄誉賞と内閣支持率の関係

羽生結弦選手に国民栄誉賞

事前には、そもそも開催が危ぶまれたところから、日本選手団の大活躍もあり、かつてないほどに盛り上がった平昌五輪。男子フィギュアスケートで66年ぶりの2連覇を達成した羽生結弦選手に国民栄誉賞をという声が上がっております。

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ただ、先日将棋の羽生善治、囲碁の井山裕太に授与したばかりで、「また?」という声もあります。

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さらに「政治利用するな」という意見もある一方で、そもそも安倍政権の支持率は高いという反論もあり、混沌としております。

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過去25人の個人と、1つの団体(サッカー女子W杯代表)が受賞している国民栄誉賞。実際に時の内閣支持率にどのような影響を与えてきたのでしょうか。ここはきっちり検証してみたいと思います。

国民栄誉賞を授与しても効果はバラバラ

そもそも、王貞治選手がホームランの世界記録を達成するという時に設けられた国民栄誉賞。福田赳夫政権でした。
一高→東大→大蔵省→主計局長→政治家→大蔵大臣→総理大臣という、日本のスーパーエリートコースを歩んできた福田総理は、あまりにアタマがよすぎて、まだまだ威光があった田中角栄に比べ、人気がなかった。その不人気対策として、王さんが担ぎ出された。経緯はよく覚えております。

ではその26の個人・団体に国民栄誉賞を授与してから、12か月の内閣支持率を見てみましょう。内閣支持率のデータは、時事通信社のものを利用しております。

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ゴチャゴチャしてわかりにくいと思いますが、明確な統一的効果はないと判断してよいでしょう。

国民栄誉賞を利用した内閣、利用できなかった内閣

個別のデータを見ますと、こんな感じになります。授与した月と、12か月後もしくは内閣交代月の支持率を比較して評価としております。

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国民栄誉賞授与の効果かはともかくとして、授与月以降、支持率を大きく上げたのは、就任当初不人気だった小渕内閣、あとは不思議な人気といわれた海部内閣です。そもそもプラスだったのは、実質的に5つの内閣しかありません。それどころか、宇野内閣、橋本内閣、菅内閣にいたっては、当月に退陣しています。

つまり、国民栄誉賞を政治利用できるもできないも、内閣の手腕にかかっているといえるのでは。
言葉は悪いかもしれませんが、国民栄誉賞を政治利用できるような内閣は、そもそも政治手腕に優れているわけであり、支持率も安定している。そうでない内閣は、政治力もなく、国民からの期待も小さい。そんな推測もできると思うのであります。

 

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      2018/03/14

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