MEGAドン・キホーテUNYはスーパーの未来像か

消滅するアピタ

経営厳しいユニーをファミマが救済。ユニーの業態の1つであるアピタをどのようにするのかと思いきや、まさかドンキに任せるとはちょっとした驚き。

MEGAドン・キホーテUNY

MEGAドン・キホーテUNYというそのまんまんのネーミングは、太陽神戸三井銀行のような、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命のような、すべてつなげるという寿限無以来の日本の伝統芸。
その第1号店が、横浜市神奈川区に2月23日に開店。早速行ってまいりました。

元はアピタ大口店だったところ。JR横浜線大口駅の近く。大口駅とは、菊名駅と東神奈川駅の間にある、横浜線の中でも使う人はほとんどいない駅。横浜商科大学をはじめ、神奈川の名門浅野中・高校などの学校がいくつかある程度。駅もこんな感じです。

(ダーリンハニー吉川さんですら表現に困る駅姿かも)

いちおう駅から見えるビルに、案内も出ています。

商圏はあくまでも徒歩圏

駅から歩いてすぐのところに、ユニーがこれまた抱え込んだピアゴ(miniピアゴ)があります。

元は「99イチバ」という名称でした。こちらはファミマとの合体店が進んでいるようです。ちなみに、この先にファミマは別にありました。

大通りに出たところにコジマ×ビックカメラがあります。

メガドンキでは家電品も扱う。激しい戦いになりそう。
そのコジマの前でも、建物はこのくらいしか見えません。

車道からの視認性もよくない。屋上が駐車場になっておりますが、往来のある歩道を超えなければいけないので、使い勝手はよくない。商圏は事実上徒歩圏と考えてよいでしょう。

メガドンキの先100mもいかないところにライフがあります。

生鮮品をはじめ、こちらはモロに競合してきます。
コジマを含めた立地は、このようになります。

通りの反対側の人は、生鮮品を買うのにライフに行くでしょう。つまりMEGAドンキの商圏は、通りの西側(左側)とJR横浜線の線路の範囲に絞られる。これはかなり厳しい。

地上2階地下1階

店舗の全体写真がなかなか撮りづらく、結局こんな風にしか撮影できませんでした。

従来のテナントがそのまま残っているのか、Seriaがあるのはポイント高いかもしれません。

店頭ではオープニングスタッフを募集。

後ろめたさを消したドンキ

店内を回ってみると、イメージはそのままドンキ。そして紺スーツの男性客もチラホラ。自分と同じく視察でしょう。
レジには長蛇の列がありましたが、並んでいるのは、時間帯的に当然のことながらジイさんバアさんオバちゃんばかりでした。

ところで、自分はドン・キホーテを、

後ろめたいヴィレッジヴァンガード

だと思っております。書店という分類ながら、猥雑極まりない店作りのヴィレヴァン。ドンキは「圧縮陳列」で話題となりましたが、その元祖はヴィレヴァンが先だと思っております。
そのヴィレヴァンに、エロ関係をはじめとした、ちょっと買うのが後ろめたい商品を付加したのがドンキ。そういう品揃えだから、そういう層を呼び込み、一時は地域問題ともなりました。

ただ、このMEGAドン・キホーテUNYには、そういった商品はない。すべてを確認したわけではありませんが、あのケバケバしいPOPに惑わされそうになりながらも、なかったと思います。

そうした後ろめたさを消すと何が残るのかといえば、ドンキの売り文句である「驚安」です。ライフやコジマは、価格でMEGAドンキと戦うことになる。地域住民にとってはありがたいことかと。

他のスーパーにこれができるか

アピタは自分の行動範囲にはなく、確認したわけではありませんが、

UNYはこんなことやっていたのかな?

と思った商品が、精肉売場にありました。こちらです。

通常より激安の特売品は、いいルートから大量に仕入れれば、どこでもできる。それを平台に並べることも、どこのスーパーでもやっている。でもそれに、

メガ盛、ギガ盛

なんてちょっと下品なシールを貼ることは、スーパーの売場担当者はなかなかできないのでは?

救済してもらったUNYをはじめ、他のスーパーの方々は、ドンキでは当たり前のギトギトケバケバのPOPをはじめとした売り方をどう見ているのか。馬鹿にしていると痛い目に遭うはずです。

商圏の常識ではかなり厳しいMEGAドンキ大口店。今は開店効果もあり、近隣のライフは大きな影響が出ているでしょうが、半年ほど経った頃にはどんな結果が出ているのか。もしかしたら、スーパーの新たな方向性を示しているのかもしれません。

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