星野仙一の記録
急逝した闘将
あまりにも突然の報せに驚きです。
【星野仙一さん死去 70歳】楽天の星野仙一球団副会長が4日に死去。70歳。現役時代は中日のエースとして活躍し、中日、阪神、楽天の監督を歴任、「燃える男」「闘将」と呼ばれた。 https://t.co/yJMftdfPz6
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年1月5日
殿堂入りのパーティーでの元気な姿。そして、プロとアマの架け橋となろうというメッセージ。いろいろ考えるだに悲しい気持ちになります。残念という言葉以外ありません。
投手としても、そして監督としても、一流の結果を残した星野仙一さん。その成績を改めて確認しておきます。
3球団で優勝は史上3人目
1つのチームを率いて、優勝に導くことだけでも凄いことですが、複数球団でそれを達成することは、さらに難しい。読売を追われ、西鉄の監督となった三原脩さんが、終生のライバル水原茂さんが、東映フライヤーズを率いて日本一になった時、ようやく認めたという逸話も残るくらいです。
複数球団でリーグ優勝を達成した監督は、過去に10人だけ。そして3球団で優勝したのは、三原脩、西本幸雄、そして星野仙一の3名のみ。
監督としての星野仙一は、なかなか日本一になれませんでしたが、2013年楽天を率いてようやく達成。震災からの復興、そして田中将大の大車輪の活躍とともに、強く記憶に残るシーズンでした。
対読売戦歴代勝率1位
投手としての星野仙一を象徴するのは、読売キラーだったこと。勝利数では金田正一さんに遠く及びませんが、勝率では大洋・平松さんを抑えて1位。下記の出典はこちらです。
そうそうたるメンバーが並びますが、勝率5割を超えているのは、わずか3名なんですな。
プロとアマの垣根が、まだまだ強く残る野球界。それをぶち壊してもらうには、星野さんのような手腕と人柄がなくしてはありえない。そんな夢はまた遠のいてしまうのか。心からお悔やみを申し上げるとともに、本当に本当に残念でなりません。