DAZN(ダ・ゾーン)はスポーツ中継を変えるか
今日から配信ベイスターズ中継
もはや日本の4番となったといってもよい筒香嘉智選手が、バットを振ればホームランという楽しい時期はとうに過ぎ去り、これから厳しい残暑は続くと思いますが、私の心にはすっかり秋風が吹いております。
また今年もダメなのか……
だいたい今の状況で仮に「CS初進出!」となっても、勝率5割を切ってではなんともカッコ悪い。もっと華々しい気持ちで、ポストシーズンに向かいたいものであります。
そんなチーム状態でありながら、今日から「DAZN(ダ・ゾーン)」というイギリスのデジタル・コンテンツ会社が、日本プロ野球で唯一、横浜DeNAベイスターズの試合をネット配信するそうです。
DeNAネット中継の世界大手と契約 今日から配信 - 野球 : 日刊スポーツ
スカパー!プロ野球セットの憂鬱
我が家はベイスターズ戦中継を見るために、シーズン中はスカパー!のプロ野球セットを契約しております。費用は月額4401円。正直かなり高い。
いや、もう十数年契約しているので、それが当たり前と思ってはいるのですが、頭に来るのは、
ビジター中継の時に
むかつく実況・解説を聴かなければいけない
こと。
リオ五輪で一躍表舞台に晒された「長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督は言いました」で知られる日テレ河村アナなんて、まだ可愛いほう。各球団の中継に1人、2人います、腹立たしい話しぶりの人が。
さらに腹立たしいのが、我がベイスターズのOBであるのに、ネチネチと解説をする人もいること。そうです、多くのベイスターズファンが感じている大魔神です。
そんな時にはどうするかというと、
①テレビの音を消す。
②テレビ神奈川が中継をしていれば、そっちで見る。
①はまあいい。でも②じゃ、スカパー!の意味ない。お金返して!
DAZNは他競技も視聴可能
スカパー!プロ野球セットは、シーズン終了とともに解約します。シーズンオフにも垂れ流し契約していた時もありましたが、そんなテレビばかり見ていられないし、だいたいたいしたコンテンツはないし。
その点、DAZN(ダ・ゾーン)は他競技も視聴可能。
これからだと男子テニスに、NBA、NFLが見られるのはかなり魅力。サッカーも、日本人選手が出ていれば見るかもしれません。
スカパー!プロ野球セットの半額以下の月額1750円で、これだけのコンテンツを見ることができるのは自分にとって大きい。プロ野球シーズンが終わったら、契約するかも……。
家庭における視聴スタイルは?
DAZNは、当然のようにあらゆる視聴環境が用意されています。
モバイルとタブレットで視聴可能ということは、場所を制限しないということ。いつでもどこでもはありがたい。
ただそれは今までも、ニコ生やDeNAの配信するSHOWROOMでもできた。むしろ家庭内でどのような「観戦」をするのかがポイントか。
スマートテレビであれば、これまでのテレビ観戦と変わらない。では、家族がバラバラにDAZNを契約することはあるのか。そこが最大のカギです。
個々に契約し、自分の部屋で視聴するのであれば、移動しながら見るのと変わらない。そうではなく、スマホorタブレットを持ち寄り、リビングでみんなで集まりつつ、自分の機器で見る……というスタイルは現実のものとなるのでしょうか。
今の我が家の感じからすると、ちょっと考えにくい。ただ、移動先では、
「試合どうなってる?」
「お、梶谷打ったよ(笑)」
「ピッチャー、ザガたんだ」
みたいなやり取りを、「プロ野球速報アプリ」を個々に見ながらすることはあります。それが動画になる時代はいつなのか……?
もっとも、デジタルコンテンツを配信するサービスはDAZNに限ったことではない。地上波各局が取り組みサービスやAmazonプライムとのユーザーの奪い合いは、まだまだ続くでしょう。そしてユーザーは結局優良コンテンツについてくる。
DAZNもベイスターズの中継だけで終わるとは思えません。次に参戦してくるのは、ネット配信に全く乗り遅れている中日か。それとも地元RCCで細々とやる程度の広島か。
野球のシーズンは終わりに近づいても、デジタルコンテンツ配信サービスの熱い戦いは、まだまだ続くのであります。