ポケモンGOにみる直線的ブーム

にぎわう公園

名古屋の鶴舞公園など、全国各地の大きめの公園に、夜な夜な人が集まっていることが話題となっております。

ポケモンGOで名古屋・鶴舞公園がどえりゃあ騒ぎに |エンタメ!|NIKKEI STYLE

鶴舞公園ほどではないけれど、我が家の近所の大きめの公園も「凄いらしいよ」という情報が。行ってみました。日中ですけど。

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たしかにスマホに視線を落とすオトナがあちこちに。もちろん私も数匹GETしました。
下の子供が好きなガーディなので、「いたよ」ってLINEしたら、「後で行く!」と言ってました。

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親子のコミュニケーションは確実に増えております。

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コダック、コダック、コダック

歩き回る限界もあるわけで、だんだんと集めるキャラも限られてくる。

「またコラッタかよ!」
「コイキング!ばたばたするな!」
「ポッポ!人を嗤うな!」

イライラしてきます。

うちのまわりも比較的水場が多く、コダックがよく出てくる。可愛いから、1匹も博士に送っていません。32匹集まっております(笑)。

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開き直ってもうコダックだけ集めるという新たな方向性を見出そうかと。

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すっかり落ち着いたフォロワー数

ポケモンGOのマーケティングツールとしての威力が発揮されるのは、まだまだずっと先だと思います。早くても2~3年後では。
その一方、ゲームとしてのポケモンGOには、すでに飽きている方も少なくないでしょう。

ポケモンGOのtwitter公式アカウント「Pokémon GO Japan(@PokemonGOAppJP)」のフォロワー数の増加推移を、日本公開から1週間ほどしてレポートいたしました。

ポケモンGOは究極の垂直立ち上げ - とみざわのマーケティング入門

この時以降も、フォロワー数は適時チェックし、おおむね落ち着いてきたので、その傾向を改めて検証してみました。

公式アカウントが初tweetをした2016年7月22日10時41分から、8月10日17時00分までの、1時間ごと計463時間分のデータです(途中データ欠損あり)。
ポケモンGOの公式アカウントのtweetはとても少ない。現在まで12tweetにすぎません。しかも事務的なtweetばかりで、面白みが全くない。そのため、最初のような爆発的な増加傾向はすっかり影を潜めました。

463時間のフォロワー数増加傾向を見ると、何段階かに分けられる。今回は8区分にしてみました。

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爆発的ブームは直線的?

上のグラフを見ると、それぞれの区間は直線的に見えます。それぞれの区間に分けて、近似直線の式をみると、下記のようになります。

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「R2乗」の数値も念のため載せておりますが、①を0.9以上。データの少ない区間もありますが、直線的増加傾向と考えてよさそうです。

この近似直線の「傾き」にあたる数値のみを取り出してみると、このようになります。

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データ採取した区間で、最も「凪(なぎ)」といえる「⑤」の区間を基準にしてみると、初tweetからの3時間は187倍の増加力があった。しかし、その勢いはすぐ弱まる。その理由はおそらくサラリーマン層の「午後の仕事」。初tweetから昼休みまで、フォロワー数が爆発的増加をしましたが、仕事をおろそかにするわけにもいかず、5分の1(20%)まで沈静化しました。

その後2tweetめ、その訂正である3tweetめがあった頃は、30倍の増加力がありましたが、またすぐに落ち着く。
その後、何度かtweetはあったけれど、もうフォロワー数を押し上げる要因にはなっていない。
日本におけるtwitterの月間アクティブユーザーは3500万人。

明らかにされたTwitterの国内ユーザーは「3500万人」 “原点回帰”へプロダクト見直し、開発者との関係強化に注力 - ITmedia ニュース

ポケモンGOのメインユーザーは20~40代とすると、もう少し増えてもよいと思いますが、最近はゲーム関連のアカウントが、アプリの変更点などをサッとまとめてツイートしてしまうため、公式アカウントをフォローするまでもないということもありそうです。前に書いたように、ツイート内容も面白くないですし。

おそらく次に「爆発」するのは、ウォッチタイプの「PokemonGO Plus」が発売される時。その時にフォロワー数の動きをチェックしたいと思います。

直線的ブームと曲線的ブームのちがい

バファローズポンタ」のtweetに対するRT数といいね数は、2次曲線のように増えていきました。

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tweet時間から、時々刻々されていくRT・いいねを分単位で見ていると、たしかに曲線的に増加していく。一般的にブームは、曲線で語られることの方が多い。しかしポケモンGO公式アカウントフォロワー数は、直線的に見える。

ポケモンGOはフォロワー数ですので数字の性質が異なります。だから一概に比較できません。
ただ、すでにアメリカで話題となっていたポケモンGOは、日本中で公開が待たれていた。それも「その日」が近づいてくると、「虎視眈々と機会を伺う」といった感じで、まだかまだかと待たれていました。

そして公開とともに、あっという間にダウンロードがはじまった。公式アカウントは、そこからまもなく初tweetを行った。twitterのアカウントを持っている人は、もちろんスマホでも使っているはず。フォロワーとなることは躊躇しないでしょう。

今や日本の裏側で行われている五輪ですら、テレビを見ずとも、リアルタイムで状況を把握できます。昔のように、テレビが報道し、新聞が記事にし、雑誌が取り上げといった流れでゆったりと情報が伝播することは、もうありえません。

ましてや、

凄いゲームらしい!

という噂が拡散していましたから、爆発的な動きをデータとしてみると、直線的に見えるということではないでしょうか。

前記のバファローズポンタのRT数・いいね数は「情報の拡散」。情報の内容を吟味して、それに対する判断を下す。また情報探索の時間が人によって異なる。そのタイムラグが曲線となる。

しかし、ポケモンGOのtwitter公式アカウントは、フォローすることに対するマイナス要素がないので、「とりあえずフォローしておく」という判断がタイムラグを消滅させる。
「直線的ブーム」は、すべてを1台で完結できるスマホを舞台としたサービスならではのものということもいえるでしょう。

直線的ブームと曲線的ブームを分ける要因は他に何があるのか。今注目しているのは「シン・ゴジラ」。

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今まさに噂(評判)が拡散しているところ。観客動員は、前作を上回る勢いのようですが、どこまでのブームとなるのか、データがまとまりましたら報告いたします。

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      2016/08/13

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