ヒット商品と時代を作った商品
iPhone5のバッテリー
iPhone5から6Plusに変えた理由は、バッテリーがダメになったから。あとから思えば、9000円くらいを支払い、バッテリー交換する道もあったなと気づいたのだけど、大画面の方がやはり便利だし。
家庭内専用というか、風呂用として頑張ってきたiPhone5ですが、いよいよバッテリーが充電をまともにしてくれなくなった。
電源も入っているのか入っていないのかわからない状況になり、これはいよいよ御役御免。
日本でしか売れていない?
先日どなたかと話している時に、「iPhoneはもはや日本でしか売れていない」「Androidが世界の主流」という話になりました。
たしかにそうなのでしょう。
日本のiPhoneシェア3%増、諸外国ではAndroid傾向強まる - ケータイ Watch
上の記事は2年前のもの。その頃からすでに「iPhone終わった」と言われていた。
「終わった」と表現された理由の根源は、もちろんスティーブ・ジョブズの死去。
彼が亡くなったのは2011年秋。事実上ジョブズがデザインしてきたといえるApple製品。その「デザイナー」がいなくなったのだから、iPhone人気に陰りは出て当然。
iPhoneで成し遂げたこと
次期iPhoneは、「iPhone5e」という名称になる噂。
新4インチiPhone、iPhone6cではなく「iPhone5e」として発売へ - iPhone Mania
自分が使い終わろうとしている「5」の画面サイズ4インチに戻る。「デカすぎて使いにくい」というユーザーに対応したというところか。
迷走ぶりが際立つ展開ですが、Appleがすべきことは、iPadも含め、多機種を発売することではない。Apple社がiPhoneで成し遂げたことを、もっと前面に押し出すべきでしょう。
何度も取り上げているMacworldEXPO2007。iPhone登場時のプレゼンテーション。
冒頭、Appleが世に送り出した画期的発明品を紹介する。1984年のMacintosh。2001年のiPod。Macintoshは「マウス」、iPodは「クリック&ホイール」というインターフェイスとともにあった。
iPhoneはもちろん「ワイドスクリーン&マルチタッチ」のインターフェイス。
iPhone Keynote 2007 Complete - YouTubeより(8分00秒~)
ジョブズはスマートフォンを再開発したと宣言したけれど、それは、それまでのスマートフォンが小さい箱に強引に押し込んだキーボード(!)を、ユーザーにチマチマと操作させていたことをやめさせたこと。iPhoneが画期的だった点はここにある。
時代を作ったiPhone
Androidからどれだけ画期的なスマホが生まれようと、「ワイドスクリーン&マルチタッチ」である以上、iPhoneの真似にすぎない。
ところがAppleは、最新の「6s」のCMでは、「唯一変わったのは…」というプロモーションを展開している。
Androidとの差別化ポイントを一生懸命訴及しているのですが、iPhoneの素晴らしさは、もはや変わることではない。すべてのスマホがiPhoneのカタチを真似していること。
iPhoneは単なるヒット商品ではない。時代を変えた商品であり、時代を作った商品。
Appleは、今こそこのことをもっとプロモーションすべきだと思うのであります。