大勝軒の分裂騒動

早すぎる分裂

今年4月に亡くなった「東池袋大勝軒」の創業者山岸一雄氏。彼が考案した「元祖もりそば」は浜松でも食べることができる。ありがたや、ありがたや。

15110108

こちらのお店は、いわゆる本店筋の「のれん会」。

15110105

その大勝軒が今分裂騒動を抱えていることは、ラーメンマニアでなくてもご存知かと。

「大勝軒」分裂!「2代目がひどい仕打ち」弟子31人クーデター : スポーツ報知

「東池袋大勝軒」の2代目が、一部の弟子たちを、山岸一雄氏の葬儀に立ち会わせようとしなかったところから、問題は大きくなった。
そんな騒動に、本家である「中野大勝軒」の社長が仲裁に入った。

大勝軒分裂騒動、“本家”が仲裁へ! : スポーツ報知

どちらの派にも属していない「中野大勝軒」の社長しか、ことを収める人はいないと見られたけれど、残念ながら物別れに終わった。

大勝軒の分裂騒動 本家「中野大勝軒」が仲裁断念「聞く耳持たない」 - ライブドアニュース

2代目がどうしてここまで頑ななのか、コメントがほとんどないようなので、根拠がわからない。今のところ、分裂した「味と心を守る会」の言い分ばかりなので、なんともモヤモヤします。

伝統をつなぐ難しさ

実は、浜松のこのお店は、食べログなどの評判は芳しくなかった。その理由は、開店当初の接客のまずさだけでなく、「スープがぬるい」ものがあった。
自分も何度か食べましたが、たしかにそういうことがありました。直近に食べた際には、熱々でしたが。

15110106

師匠から教わったことを、伝統としてつなげていくことは難しい。そのままの味を受け継いでいるつもりでも、気温の変化や原材料のちょっとした違いで、味は変わってしまう。

それをいかに保つかが難しさでもあり、楽しさなのでありましょうが、それでも「味が変わった(=落ちた)」と言われてしまうこともあるはず。
だいたい、私たちの味覚だって、常に一定ではない。その日の体調によりけり。だから、多少のバッファが許される味であることが大切。

理念こそ受け継ぐべきもの

味については、可変的なものであるので、時代に合わせて変わってもよいはず。しかし、その理念は簡単に曲げてはいけない。

山岸一雄さんの下に多くの弟子たちが集まったのは、その人柄ゆえでしょう。広く弟子たちを受け入れて、厳しさを優しさで包んで、その味、技術を伝えたから、これだけ大勝軒は広がった。

そんな山岸氏のポリシーと、2代目のやっていることは矛盾しているように見える。だから「許せない!」と思う半面、山岸氏の最も近くにいたであろう方が、ここまで頑なになる理由とは、はたして何であるのかが気になります。
規模が大きくなれば、方向性の違いも必ずや生まれる。分裂はやむなしとしても、円満に「分派」すればいいと思うのですが、この先いったいどうなるのでしょう。

明日(11月2日)の夜、CSでドキュメンタリー映画を放映するようです。

「大勝軒」創業山岸氏の半生…CSでドキュメンタリー映画 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

大勝軒の「真実」がどんな風に描かれているのか。有料放送なので多くの人が見ることはできないのが、なんとも残念であります。

15110107

Google AdSense2

Google AdSense

      2015/12/25

 - 日記 , , ,