大学の2018年問題

無関係なら知らない

先日、親類の葬儀がありまして、久しぶりに親戚一同が集まった格好に。
故人のことばかり話していると悲しくなるので、ほどほどになり、自ずと「オマエは今どうしているんだ」的な話題になる。自分は当然「大学」という象牙の塔の話をおもしろおかしくすることで、沈鬱になりがちな座を盛り上げる。

その中で散々ネタに使ったのが、

2018年問題

であります。

この手の「年+問題」は、建設作業員の人手不足問題とか、各種あります。もちろん自分は大学の存亡を欠けたもの。もちろん自分の親類縁者は誰も知りませんでした。

その一方、本日は、近隣の浜松湖北高校の1年生総勢300名余が来校し、大学を見学するとともに、私が模擬授業をショートバージョンで披露。

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大学とすれば、ぜひ入学していただきたいし、高校としても進学実績をあげたい。その動機付けは早ければ早いほどいい。
これらもすべて2018年問題につながる。

改めて人口構成を見る

日本が人口減少を始めていることはもちろん知っているでしょう。でも、その話題があちこちに広がりすぎて、また「人口が1億人を割り込む!」といったセンセーショナルなネタに走りがちで、今ひとつ本質が見えてこない。

というわけで、日本国の人口構成がどうなっているのか、改めて見てみましょう。

2年前の平成25年(2013年)10月1日現在の推計。丙午の落ち込みとともに、団塊の世代の「意味」を、ぜひ感じ取ってください。「安保法案」を「戦争法案」と言い換えている方々は特に。

20歳以下だけを拡大

教育関係者はもちろん若年人口が先細りでは、自分たちの事業もままならない。上のグラフの、20歳以下だけを拡大してみると、なんてことないように見える数字が、少し変わって見えます。

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2年前の数字なのでややこしいのですが、調査当時の14歳は、おおむね今は高校1年生。

今高校1年生である世代までは、少子化は実は高原状態だった。減り方に歯止めがかかっていた世代ともいえます。
ところが、この世代を境に、また子供の数は減る。現在小学校5年生の世代までその数は減り続け、ようやく安定状態になる。

これが2018年問題

今、高校1年生が大学に入学するのは2018年。大学としては、ここまでに一定の橋頭堡を確保しておかないと、その先の生存競争を勝ち抜けない。安定期に入る現小学5年生世代は2023年に大学生になる。東京五輪の3年後。その時日本はどうなっているのか?

だからこそ、今から先手を打たないといけない。大学は、高校3年生を勧誘するだけでは足りない。高校1・2年生はもちろん対象とする。場合によっては、中学生すらも……。
実は昨年、中学生相手に模擬授業をやりました。

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いや、大変でしたよ。

大学が高校に訪問し、「いい生徒さんをお願いします」というのは当たり前なこと。今は、高校が中学校に行って、「お願いします」という時代。いや、実際には、トップクラスの中学であれば、相応の小学校に営業をかけているでしょう。すでに影響が出始めている世代をターゲットにしているのですから。

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      2015/12/25

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