ゴタゴタ続きの東京五輪
エンブレムも白紙
こんな感じの写真くらい、簡単に撮影できるのに。
なぜこのくらいのことをしなかったのか? はなはだ疑問です。
どなたかの画像を盗用し、五輪エンブレムをハメんだ渋谷駅頭の電光掲示板に流れるエンブレム撤回のニュース。
皮肉なものです。
他の候補作品の公開はあるのか?
すでに一部のテレビCMでも使われていた五輪エンブレム。
これから差し替えが行われるのですが、それはすでに審査された第2位、第3位の作品から選ばれるのか?
こちらに先日の組織委員会および選考委員の会見が、詳しく書き起こされております。
8月28日 五輪エンブレム選考過程に関する記者ブリーフィング・質疑応答(全文) 『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』 - 聞文読報
最終選考の4作品に対し、8名の審査員のうち、佐野氏は4名が投票。残りは2票、1票、1票とある(最終選考は3作品という話もあるが、いずれにしても半数は佐野氏の作品に投じられたと考えてよさそうである)。
シロウトの多くが最初に抱いた「え?これ?」という違和感。それが他の最終選考作品にあるのかないのか。それによって、デザインのプロとシロウトで、また一悶着ありそうです。
インテリだけによる評価の危険性
先月書いたように、大阪万博のロゴでも実はもめたことがある。しかしその際は、トップの次の一言で変更が決まった。
インテリだけがわかるようなものではだめ | とみざわのマーケティング研究室
競技場のデザインにせよ、エンブレムにせよ、石坂泰三氏のような教養あるトップがいなかったことが、一連の騒動の哀しき要因。はたして、新エンブレムは、大衆ウケはよいものとなるのでしょうか。また、選考過程はオープンになるのでしょうか。
なんだかまだモヤモヤしそうな東京五輪なのであります。
2015/12/25