地域拠点「道の駅」が抱える課題

道の駅とみざわの周辺

昨日(前回)のエントリーからの続編。

「道の駅とみざわ」はこんなところにある。

もともと静岡と山梨をつなぐ道として発展してきたから、景勝地といえるものは、雄大で、時に荘厳な流れを見せる富士川くらいしかない。

「道の駅とみざわ」の周辺にも何もない。あたかも自分の名を冠したスタジアムのような球場でもなければ、道の駅から出ることもなかったくらい。

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富沢野球場」。両翼91m、中堅120mのしっかりした球場。外野スタンドは天然の芝生席。左翼方向は土手になっているので、その気になれば、一定程度の観衆を集めることは可能。ちょうど少年野球が練習をしておりました。

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ちょっと残念な道の駅とみざわ

自ずと「道の駅」の建物内が重要になるわけですが、これがイマイチだった。

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近隣の野菜を中心とした生鮮品の売場が半分、もう半分は食堂。

蕎麦は美味しかった。

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ただし、蕎麦湯はなかった。山菜が意外なほどマッチして美味しかっただけに残念。

生鮮品の売場の方は、どこか薄暗い感じ。売られているものも、割とありがちな産品ばかり。山菜や饅頭、その他工芸品。
こちらは「とみざわの記念に!」と思い、何かを買おうという気が満々。なのに、どれがイチオシなのかわからない。

何より残念だったのはお手洗い。
建物外にあるからやむを得ないかもしれないが、まあ汚いこと。刈谷ハイウェイオアシスや横浜スタジアムを見るまでもなく、女性の集客を図るならば、トイレを綺麗にすることは必須条件。

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もうちょっと何とかならないものか。

1000か所の地域情報発信基地

国土交通省が推進している「道の駅」は、今や全国で1000か所を超えるまでの規模になった。単に休憩できるドライブイン機能だけではなく、情報発信機能、地域連携機能についても謳われている。

道路:道の駅案内 - 国土交通省

このような機能を存分に発揮している「道の駅」としては、テレビ東京系の番組で取り上げられた「萩しーまーと」が有名か。

萩しーまーと

番組を見た際、リクルートのOBが「駅長」をやっていると知り、ビックリした。本当にどこにでもいる(笑)。

1000か所もあるのだから、優勝劣敗があって当然かもしれない。ただ、個々の地域の実態を鑑みれば、今さら大規模商業施設の誘致などできるはずがない。それでは既存の商店が死んでしまう。
だからこそ、お上がそれなりの資金を提供してくれる「道の駅」は、もっともっと活用すべき場。

ただ、その価値を理解できても、さまざまな計画を実行に移すことができる人材がいないと何も進まない。「道の駅とみざわ」も、おそらくそこが問題なのだろう。

中部横断自動車道開通で

旧富沢町エリアは、再来年の2017年度に中部横断自動車道が開通する予定。

中部横断自動車道(富沢~六郷) | 甲府河川国道事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
中部横断自動車道 - Wikipedia

車の流れが大きく変わることになるが、これがプラスと働くのか、ストロー効果でスルーされてしまうのか予断を許さない。

いや、現実的には相当厳しいはず。全線開通すれば、全長約75kmの高速道路の、20kmちょっとの地点にあるインターチェンジで下りてもらうためには、相当な魅力が必要。「道の駅とみざわ」だけでは限界がある。だから高レベルのマーケティングセンスを持った人材が必要であることは間違いない。

同様の問題は、全国の道の駅が抱えているはず。作ったはいいが、動かす人はいるのかどうか。
国交省の外局である観光庁には「観光地域振興課」という部署があり、そこの役割に「地域における人材育成」とある。

組織・体制 | 観光庁について | 観光庁

タテ割りに陥ることなく、無駄を省いてスピート感を持ち、迅速に結果を出します。
観光庁5か条より

という宣言を、ぜひ道の駅に活かしていただきたいものであります。スピード感を持ってね。

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