とみざわ家ルーツの旅
バモスでVamos!
週末、墓参りなどで山梨県に行く用事があり、浜松から愛車バモスで出発。
このためだけに買ったタオル。横浜スタジアムライトスタンド下の売店で買えます。1000円です。
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土曜日は天候が不安定でしたが、日曜日は快晴。久しぶりに雄大な富士山を見ることができました。
ひと通りの用事を終え、その後は富士山の原始林を縫うように南下。
富士山の西側を走るのは、実質初めて。途中、子鹿が前を横切り焦りました。バンビみたいでした。
道の駅とみざわ
目的地はここ。
全国に「とみざわ」の名を冠する土地は少ない。詳しく調べたわけではないけれど、とりあえず知っているのはここだけ。今は山梨県南部町となりましたが、以前は富沢町の時代もありました。あの宗教の名を語ったテロリスト集団の道場があったりして……。
ルーツ探し
自分の一族のルーツは、静岡県御殿場あたりらしいことはわかっている。宗家の墓碑に書いてある。
御殿場から、ここ旧富沢町は比較的近い。「何か関係あるのか?」とずっと思っておりました。その確認の旅であります。
とみざわだらけ(笑)。変な感じ。
人間不思議なもので、やはりある程度の年齢になると、自分の過去を知りたくなる。父、祖父は話をさんざん聞かされているからわかる。では、さらにその前はと気になる。
かつて「ルーツ」というドラマが大ヒットしましたが、あれはやはり人間の遺伝子に刻み込まれた本能なのでしょうか?
富沢町と大田区と国立
富澤(富沢)という姓は、群馬に多いことはわかっている。エゴ検索した時、自分と同姓同名の方は、やはり群馬におりました。
では、ここ富沢町は富沢さんの集まった土地なのかということです。結論からいうと、全然違いました。
「富沢町」の由来は、こちらに書いてありました。
富川村(富河と表記する場合もある)と万沢村が合併して富沢町だった……。要は、大森と蒲田があるから大田区、国分寺と立川の間だから国立みたいなもの。富沢さんは全然無関係だったようです。ガックシ。
南部町との縁
こんなこと、今ならWikipediaで調べれば、すぐわかることなのですが、「なんだよぉ~」というの残念な気持ちが湧いてくる。
でも、上の看板を読んでいて、はたと思い当たることがありました。
それはこの部分。
奥州の豪族・南部氏の発祥の地
「え? 奥州の南部氏はここ出身なの?」とビックリ。
少し深い競馬ファンならご存知の、地方岩手競馬のG1「マイルチャンピオンシップ南部杯」に冠されている「南部氏」。てっきり東北地方の雄かと思っておりました。
南部氏は、1189年の源頼朝による奥州攻撃に参戦し、その勲功から、土地を給され、そのままいついたようです。
現在は46代目が継いでいる南部氏。311後、府中で特例的に開催された「マイルチャンピオンシップ南部杯」に、プレゼンターとして参加されたようです。
南部鉄製の栓抜き
他に「南部」といえば「南部鉄器」が有名。そして、自分たちの結婚式の引き出物は、南部鉄で作った「栓抜き」なのでした。
当時母親が務めていた職場の関係で、ハンデキャップのある方たちが働く岩手の作業所と縁があった。
で、母親から、「そこの商品を引き出物にしてくれ」と頼まれ、こちらも特に考えもなかったので、二つ返事で承知。
というのも、今でいうところのオリジナルウェデイングの走りみたいなことをしたので、ほぼすべて自分たちで決めなければいけなかった。段取り、当日配るカード、ケーキの絵柄、BGM制作……。何から何まで全部自分たちで決め、作る。
仕切ってくれたワタベウェディングも、当時はノウハウなんて全然なかった。ワタベは自分らの結婚式から、かなりのノウハウを吸収したと思うから、感謝状くらいくれてもいいと思いますよ(ブツブツ)。
そんなこんなで、引き出物まで頭が回らず、母親の申し出に渡りに舟とばかりに飛びついたわけです。
何やら重たい栓抜きをもらった参列者の皆様は、「なんやこれ?」と思ったかもしれませんが、こういういわくがありました。もっとも今は王冠を開ける瓶なんて、ほとんどないから、我が家でも食器棚のインテリアとなっております。
富沢町との直接的な縁は、どうやらなかったようだけど、その地を発祥とする南部氏と、めぐりめぐっての縁はあった。縁は異なもの味なもの。そして何より不思議なものですな。
ルーツ探しの旅。次はどこへ行こう。