継続こそ力 三浦大輔23年連続安打
偉大な記録
横浜DeNAベイスターズ三浦大輔投手が、先日あげた23年連続勝利記録に続き、今度は打撃でも。
番長三浦、王超え!23年連続安打 歴代5位タイ - 野球 : 日刊スポーツ
世界の番長!王超え日米投手最長タイ23年連続安打 - 野球 : 日刊スポーツ
あの世界の王貞治を超えたということで話題になっております。
歴代最長を続ける谷繁元信(中日)とともに、比較してみました。
通算わずか118本。たしかに、1年で三浦の通算安打数を軽く超える王さんと比較するのは失礼かもしれない。
それでも、これだけの期間を現役として活躍し、しかも投手として打撃もおろそかにしないという姿勢を保ち続けたことが、何より素晴らしい。パ・リーグではありえないことですし。
実は犠打もあの川相選手を
「もしや…」と思って調べてみると、三浦大輔は2年目から昨年まで、毎年犠打も続けている。こちらの記録保持者ももちろん谷繁元信(のはず)。ただ犠打といえば通算533本の世界記録を持つ川相昌弘が有名。
川相昌弘は、入団初年度こそ犠打0だったものの、その後は引退年まで毎年記録した。しかし通算22年で終わった。三浦番長は、昨年すでにこの記録に並んでいる。
今年はまだ記録なし。でも犠打なら、そのうち出るでしょう。こちらも「世界の川相超え」は確実。
こうなると、通算で1本しか記録していない本塁打でもかっ飛ばしていただきたいもの。本塁打は、ベイスターズ優勝の翌年99年に打っております。
無事是名馬ではなかった番長
20年以上にわたって第一線で活躍し続けるには、日々のコンディショニングに気を払うことは当然、もともとの体質の強さもないといけない。
その点三浦大輔は、入団当初、肝炎に苦しんだ。結構休んでいた記憶があります。正直言って、ここまで続けられる選手だとは、全く思いもしなかった。だからこそ、王さんの安打記録とは、また別の意味で価値がある。
うちの18番はまだエースナンバーではない
他球団では18番がエースナンバー。でも、大洋ホエールズ秋山登以来、17番がエース。それはチームを優勝に導いたから。
だから遠藤一彦の24番もエースっぽかったけれど、真のエースではなかった。その点、大魔神佐々木の22番はエースだった。その後安っぽく使いまわされてしまったけれど……。
三浦大輔の背負う18番をベイスターズの真のエースナンバーとするには、自らの手で優勝させるしかない。もちろん最多勝が欲しいところだけど、今は誰もが認めるチームの精神的支柱。今年それが実現したら、18番は不動のエースナンバーとなり、次につける選手を選ぶことになる。
あと何年もできるわけではないからこそ、今年一気にそれを実現して欲しい。そんな夢を抱かせる三浦大輔投手の偉大な記録なのでありました。