缶のコンツアーボトル

缶のビン、ビンの缶

前からあったかもしれないけれど、改めて見ると、「なんだかなぁ」というユルい衝撃を感じます。

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コカ・コーラ。でも缶。でも缶にビンの絵が描かれている。普通はこうです(画像下左)。

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腰のあたりがくびれた、いわゆる「コンツアーボトル」はコカ・コーラ社のオリジナル。その秘話が公式サイトに掲載されております。特にその発注内容は注目に値します。

1915年、インディアナ州のルート・グラス社は、「暗やみで触ってもコカ・コーラのボトルとわかるもの」という コカ・コーラ社のリクエストに応え、“コンツアーボトル”を考案します。百科事典に載っていたカカオ豆の挿絵をヒントにしたというボトルは、真ん中がふくらみ底のほうにかけて細くなり、縦方向に溝が何本も走る独特の形をしていました。このボトルは、同年11月16日に特許を取得しました。
コカ・コーラにまつわる話 世界中の人が知っている”コンツアーボトル”: 日本コカ・コーラ株式会社 Coca-Cola Journeyより

「暗やみで触ってもわかる」というのは、他商品と判別しやすいものであることを示す。当初から後のブランドや商標という視点を重視していたことがわかります。

とはいえ、最近はPETが当たり前。ビンタイプもほとんど見かけなくなりました。たまに出くわすのは、おしゃれな飲食店くらいか。

缶コーラ

缶飲料は、缶コーヒーくらいしか目にしませんでしたが、その缶コーヒーも最近は缶ボトルが増えてきた。リキャップできない飲料は、排除される運命にある。

そんな中、コーラ飲料としては日本において市場を独占しているといって過言でないコカ・コーラ。マーケットリーダーとして、缶タイプも出さざるをえないのか。

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「ビンと缶だと炭酸の圧縮率が違う」と宣うマニアが、かつて同僚にいたのは事実です。なんか味わいが違うらしいです。マニアって恐ろしいなということを、つくづく実感しました。

「コカ・コーラクラシック事件」を見るまでもなく、コークマニアは恐ろしいまでの忠誠心がある。だからこそ「ビンのイメージ」は希薄化してはいけない。そういう意識の表れが、このデザインにつながったのかもしれません。

現実的に

とはいえ、これがどれだけ売れるのかは疑問。

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レシートがどこかに行ってしまいましたが、セブンイレブンで96円だったか……。

100円しませんでした。PETボトルよりも割安でした。だから本当にコーラ好きなら選んでもおかしくない。リキャップできないという壁さえ乗り越えれば。

世界中の誰もが知っているブランド、コカ・コーラ。世界にこれ以上のメガブランドはない。ただ、そのマーケティングを担当できることは、喜びよりも、苦しみの方が大きいのかもしれません。

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