箱根という巨大カルデラ

富士山に目が行くが

十国峠からの雄大な富士山。

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もう10年以上前に撮影したものですが、日本最高峰という事実に加え、姿の美しさとは裏腹の、未だ休火山というドキドキ感から、どうしても注目が集まるのはやむを得ない。しかし、その手前にある箱根山を馬鹿にはできない。

それは、Google Mapsを航空映像で見れば明らか。


正月に行われる箱根駅伝のゴール地点にある芦ノ湖。その周辺は、箱根カルデラと呼ばれる火山地帯。そこが今、目を覚まそうとしているのか。

東京新聞:箱根山で火山性地震増 水蒸気爆発の危険も:社会(TOKYO Web)

観光への影響

数日前から、大涌谷付近で火山性地震と思われるものが活発になり、現時点では警戒レベルが2に引き上げられた。

箱根山:初の警戒レベル2 大涌谷周辺に避難指示 - 毎日新聞

神奈川県の黒岩知事は、警戒レベルが引き上げられる前の段階で、こんなツイートをしていた。

今の日本の科学技術で、火山のことについて「想定内」という判断が可能なのかどうか。想定できるものであるなら、なぜ御嶽山の悲劇は起きたのか。

気象庁「これまでと違うことが起きている可能性」 NHKニュース

この物言いに、地震・火山予知の適当さが象徴されています。

地震と火山は予知できないと考えた方が早い。だからこそ、人間は自然災害に関して臆病であるべき。そこにビジネスが絡もうと、諦めるべきはスパッと諦めなければならない。それが311の際にできなかったことが、福島県民の避難を遅らせたのではないのか?

黒岩知事は、今まさにかき入れ時の観光業者への影響を考えてのツイートだとは思いますが、今後は少し改めていただきたいもの。それが県民の願いです。

火山てんでんこ

今から30年以上前。箱根湯本で小田急線を下車し、そこからテクテクと、駒ケ岳、神山まで歩いた(登った)ことがあります。
その頃から、「実はこのあたりはいつ噴火してもおかしくない」といわれていた。そしてそれは大涌谷を見れば、火を見るより明らかだった(火山だけに)。

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そして生粋の神奈川県民なら、小学校の頃から、「自分たちは関東ローム層の上に住んでいる」と聞かされてきた。
通称「赤土(あかつち)」。家の裏の方にある、土が赤っぽい森は「赤土山(あかつちやま)」と呼んでいた。

その「赤土」は、箱根山や富士山の火山灰が積み重なったものということも、もちろん教わっていた。そういう意味では覚悟はできているつもり。

とはいえ、これからいつまでおっかなびっくり過ごさねばならないのか。いやいや、それがわかったら苦労はしない。

火山の影響が不可避なところに住む人間は、いざという時の備えを怠ってはいけない。岩手県釜石の人たちが、「津波てんでんこ」の教えにより奇跡を起こしたように、「火山てんでんこ」みたいなものを、今のうちに考えておかないと。

ただし、それが明日来るのか、10年後に来るのか、それとも1000年後に来るのかはわからない。まあ、自宅のトイレにトイレットペーパーがなくなったら困るように、「そなえよつねに」です。

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