ビールブランド大量絶滅の時代

極ZERO問題

サッポロが久々に飛ばしたヒット商品だった「極ZERO」に、国税が「確認を求めた」のが昨年1月。

それに対し、サッポロは検証結果が出る前に、第3のビールとして売っていた「極ZERO」を発泡酒として売ることに転換。これだけでも相当な費用がかかっているはず。それに加え、追加の納税分が115億円もあった。

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ここにきてようやく「極ZEROは発泡酒のジャンルには当たらない、第3のビールである」と堂々と言えるような結果が出たのか、国税に対し、追加納税分の返還を求めている。

極ゼロは第3のビール…サッポロが税返還求める : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
東京新聞:サッポロ「極ゼロは第三のビール」 酒税115億円 返還求める:経済(TOKYO Web)
サッポロビール、「極ゼロ」の酒税115億円の返還を要請 | Reuters

ビール会社は12月決算。サッポロは、現状では追加納税分により赤字決算となるもよう。これが返還されるかどうかで、決算も大きく変わる。

 

税制改正により絶滅するブランド

昨年の「極ZEROは発泡酒ではないのか?」という国税の確認は、あくまでも揺さぶりという意見がある。たしかにそうかもしれない。
何しろ近いうちに、ビール・発泡酒・第3のビールの税率を統一するという流れがある。

ビール減税、「発泡酒」「第3」は増税 税制改正大綱盛り込み明言 自民・野田税調会長 - 産経ニュース

こんなことになったら、サッポロだけでなく、ビール各社の苦労も水の泡(いや、ビールの泡?)。今ちょっとした店でも10種類前後が並ぶビール類のブランドが、大量絶滅する可能性が高い。

ビールは「スーパードライ」しかすでに生き残っていない。プレミアムは「プレモル」もしくは「エビス」。「エビス」の逆転はあるのか。

問題は、発泡酒の「淡麗」、第3のビールの「のどごし生」などが、ブランドとして生き残ることが可能なのかという点。キリンは「一番搾り」「ラガー」とかつての大ヒットブランドを抱えているだけに、舵取りはかなり難しい。「全部ビールブランドです」とするには、それぞれが大型商品すぎます。

そして、ここにあげた以外のブランドはすべてなくなる可能性はある。げに恐ろしきはお上の策略か。

 

どうでる国税

これまで数多の企業が、さまざまな解釈の相違により(←大手企業の場合、よほどのことがない限り、悪質ないわゆる「脱税」は少ないと考えています)、追徴課税されてきた。

企業が税金を追加で収めることはあっても、返還されるなど聞いたことがない。しかもその額は100億円を超える。はたして国税はすんなり返してくれるのか。

人から毟り取ることはあっても、毟り取られる体験なぞなかったであろう国税当局。まずはどんなコメントが出されるのか注目です。

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