授業のグルーヴ感と黒板

黒板スマホ

少し前に、twitterでフォローしている方が、

学生が黒板をスマホで写した!

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と喜んでおられました。

実際には、スマホ普及前の2年前あたりから、賢い学生は「課題」とかをカシャリとやっていた。
板書内容すべてをカシャリカシャリやられたら、さすがにどうなのと思いますが、課題くらいなら、むしろ賢い。欠席した友人にも転送できるし。
マイナスの側面もあるでしょうが、トータルでは悪いことではないと考えております。

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デジタルとアナログの融合

過去何度か、「プロジェクタ/スクリーン」問題を取り上げてまいりました。

大学教員のFD デジタルとアナログ | とみざわのマーケティング研究室(2013.11.15)
理想の教壇 | とみざわのマーケティング研究室(2014.09.02)

黒板のどまんなかに「デン!」と鎮座ましますスクリーンは最悪。

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黒板(ホワイトボード)が全く使えない授業は、教壇に立つ者を相当にイライラさせます。
だから最近は、都度スクリーンを上げ下げして、黒板を大きく使うようにしております。

不思議なもので、そうした方が、つまりデジタルとアナログをほどほどに混合させた方が授業のリズム感は出てくる。自ずと授業の熱は帯びてきます。

 

グルーヴ感を出す黒板

授業にせよ、講演にせよ、人の前に立って話をしている側は、フロアの動きはほぼすべて見えている。
「この学生は寝ている」「この人はよそ見している」。そういうのがありありとわかるもの。これは一度でも人前で話したことのある方なら、わかることではないかと。

気持ちがアサッテの方向を向いている人を、どうやってこっちに向かせるか。そこは話し手の「熱」しかない。
ただその熱は、ツールの使い勝手次第で、温度が下がってしまう。

この後期は、黒板をせっせと使うようにしているのですが、黒板の大きさと教室の大きさによって、またちょっと違うことがわかってきました。

後期の授業の1つ、10人程度の超ミニクラスは、40人くらい入る教室でやっている。正方形のかたちですが、これはもうライヴというより1対1のバトルに近い感覚。バトルロイヤルです。
学生の反応がビビッドにわかるので、こちらとしてはやりやすい。

100人弱の授業は、200人くらい入る大教室。学生がまばらに座るのをなんとかしたいところですが、黒板がかなり大きいので、スクリーンと板書が同時進行できる。案外使いやすいです。昨日の授業はまあまあ盛り上がったのではないかと。

問題は40人くらいの授業。ここは70~80人くらいの教室なのですが、やたらと縦長。そして黒板の大きさが、正方形の教室と同じくらい。

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この教室なんですけどね。
字がやたら大きいのをおわかりいただけるかと。

後ろに座る学生のために、字を大きめに書いてあげると、すぐに黒板がいっぱいになってしまう。
だから消しては書いて、書いては消しての繰り返し。せっかく乗って話をしかかっているのに、消す作業が入ると、ヒュ~っと冷めてしまいます。グルーヴ感がイマイチ湧いてこない。たぶん学生は気づいていないでしょうけど。

すべての授業を、すべて同じ熱で実行するのは至難の業。冷めた時間帯をできるだけなくしたいけれど、そのためには、こうした教室のアメニティは重要なんだなと、改めて実感いたします。

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電子黒板は今少しの猶予を

小中学校に導入された「電子黒板」がなかなか機能していないとか。

電子黒板 小中学校の6割で十分活用できず NHKニュース

「せっかくの投資がムダ」と非難する声があがっておりますが、これはおそらく先生方がまだリズム感が作りきれていないのではと想像いたします。
小中学校ほどアナログ黒板のオーソリティーが集結しているところはない。それがプロジェクタを飛び越え、いきなり電子黒板では先生方も面食らう。

おそらくあと数年すれば、教える側がリズム感をつかめてきて、生徒とのグルーヴ感が生まれてくるのではないかと。ここは教育同様、性急に結果を求めず、時が経つのを待ちたいところです。

しかし、授業は90分のライヴ。アーティストが「いいライヴをしたい」と熱くなる気持ちが痛いほどわかります。
いい授業をしたいものですな、もっともっと。

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      2014/11/10

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