辻調とリクルートの共通点

カンブリア宮殿

録画機器が浜松にはないので、自宅のテレビでテレ東系「ガイアの夜明け」と「カンブリア宮殿」は帯ですべて録画。
で、帰宅時にまとめてDVDに焼き、浜松に持ってきて、空いている時間にチョコチョコ見る。

授業に使えるネタはないか……

ということで。

 

辻調理師専門学校

そんな調子で見ていた回の1つ、「辻調」こと辻調理師専門学校校長、辻芳樹さんが出演された回は、グイグイと引き込まれました。

2014年8月21日放送 辻調グループ代表 辻芳樹(つじ・よしき)氏|カンブリア宮殿:テレビ東京

タイトルだけ見ると、「食を支える13万人」。最初「なんやねん!?」と思いました。集客数にしては少なすぎる。他に食を支える人って何があるのかな……と思っていたら、調理師を養成することだった。
13万人も輩出しているんですな辻調さんは。

関東にいるとイメージが湧かないのですが、辻調理師専門学校は、大阪阿倍野の一角が「辻調タウン」と呼ばれるほどの存在感があるそうな。
創立者の辻静雄さんが、元読売新聞の記者だとは知りませんでした。しかも、早々に退職し、30歳にして調理師専門学校を作るとは二重の驚き。資金の手当はどうしたのでしょう?

その2代目である辻芳樹さんは、ダンディーで穏やかな物腰ながら、目つきが真っ直ぐな方で、話ぶりを見ていると、思わずこちらも居住まいを正してしまう感じ。

 

辻調のポリシー

辻調で鍛えられた学生は、卒業後も引く手あまた。厨房に起きるあらゆることを実践形式で学ぶので、現場で即使える。お店で修業すべきことを、すでにやっているのだから強いというわけです。

そんな辻調のポリシーは、

自主的に考えさせること
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料理人は「料理を何百種類作れる」ということを自慢しがちだけど、それでは案外応用が効かない。

1つのメニューから、いくつものメニューに派生させるのが料理のコツとすれば、それを身につけるには、徹底的に自分で考えるしかない。思考法を身につけることにより、どんな調理場でも働くことができる。これが辻調の強みとなっている。

上場騒動も一段落した感のあるリクルートと同じだなと思いました。

 

リクルート社長の反論

リクルートの峰岸社長が、日経ビジネスのインタビューに答えておりました。

リクルート峰岸社長が明かす、7000億円の使い道:日経ビジネスオンライン

その中で、記者の「リクルートの強みである『起業家精神』ですが、『最近は失われつつある』と指摘するOBの方もいます」という質問に、

「起業家精神が失われている」の定義ってなんだと思いますか。「飛び出して起業する人が減っている」とかですよね。それって年配の人が「今の若者は…」と言っているのに近いんじゃないでしょうか。
リクルート峰岸社長が明かす、7000億円の使い道:日経ビジネスオンライン

と反論している。
これはその通りで、いつまでも社員がポコポコ辞めていたら、会社が安定しない。社長としたら、こう反論するのも当然でしょう。

これからのリクルート社員は起業家精神より、「事業家精神」を持つ方が重要なのかも。だから、リクルートがいつまでもその活力を失わないためには、一定の年齢になったら独立しろということではなく、社内の事業提案コンテストにいつまでも活気があることではないかと思います。

つまり、提案コンテストの応募割合が漸減傾向になったら危険。「自ら機会を創り出そう」としなくなったら、リクルートはリクルートでなくなる。

 

自分で考え、自分で動く

辻調の「自主的に考えさせる」という校風。「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というリクルートのかつての社訓。言葉は違えど、同じ趣旨です。

辻調からは和洋中を問わず、あらゆるジャンルの料理の世界に、(ちょっとこそばゆいけれど)リクルートからは各界に、それぞれ活躍する人材を輩出しているのであれば、やはり、

自分で考え、自分で動く

という基礎力を身につけることが、どんな場所でも生きていける唯一の術なのではないか。そう思った次第です。

 

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