御嶽山の噴火からわかること
噴火の一報
御嶽山が噴火したというニュースが入ってから、いきなりYouTubeにその動画がアップされる。
再生回数は現時点(2014.09.29 朝8時すぎ)で576万回を超える。マスコミ各社が、twitter等にアップされた画像・動画の使用許可をもらう姿勢について批判の声が上がる。
その一方、現場に偶然居合わせたNHKは、ディレクターを昨夕のニュースに登場させておりました。
マスなメディアといっても、すべての事件・事故の現場に即座に駆けつけることは不可能。ましてや、「そこにいた人たち」がネット上にアップする速度には絶対にかなわないのだから、マスコミのこうした「取材」は今後も続く。
そして、マスコミはこれまでのような、大いなる力を持ったメディアというイメージから、
大きいだけで機動性がないメディア
となることが加速しそう。
被害者数
噴火直後の報道では、被害に遭われた方は、「ひょっとしてゼロ?」と思わせるものでしたが、そんな甘くはなかった。上記の動画を撮影した方は、避難小屋に逃げ込めたようですが、山頂部に近いところにいた方は、やはりいた。
これだけ被害が拡大しそうなのは、やはり登山ブームだからなのかとも考えたけれど、御嶽山が噴火したのは記録が残っているものとしては、1979年が初めて。たいした娯楽もない頃ですから、登山者数は当時もさほど変わらないのでは。
調べてみると、1979年の噴火は、午前5時だった。
早朝ということで、登山者がまだ動き始めていなかったのか……?
今回の噴火は、お昼直前の11時52分。絶好の天気だったことも被害を拡大させてしまったか。
1人でも多くの命が助かることを祈るばかりです。
そして富士山
こうなると誰もが気になるのが富士山。大丈夫なのでしょうか?
今回の御嶽山噴火も、予知は難しかったとの発表がありましたが、兆候はあった。
ちょっとした変化にも敏感にならないと。
火山国ニッポン。温泉をはじめとした大いなる恩恵を受けるばかりでなく、その真の姿を今一度認識しなおさないと。
この芦ノ湖だって、すぐ横にある山の水蒸気爆発により、堰き止められてできたそうですし。
美しい風景を見る目が、少し変わりそうです。