データ分析者の克己心

14073101

悪質な大阪府警の過少報告

長崎県の女子高校生の犯罪ばかり、大きく取り上げられていますが、これは地方行政、場合によっては国家体制を危うくする大犯罪です。

大阪“ワースト脱出”幻に…府警、事件8万件統計申告せず ― スポニチ Sponichi Annex 社会

5年間にわたり、1割程度の犯罪件数を隠していたこの事件。結果的に、大阪府は東京都よりも街頭での犯罪が少なくなり、大阪府の関係者はさぞかしホッと胸をなでおろしていたことでしょう。一方、東京都は濡れ衣を着せられた格好となった。

かねて、ひったくりなどの犯罪が多かった大阪。今は当たり前になった「自転車カゴの網」。だいぶ前ですが、大阪に住んでいた方から「必須だよ」と言われ、「そんなものなのか……」とびっくりしました。

そんなことが常態の地域に、引っ越してこようという人はいない。当然自治体の政策にも大きな影響を与える。
それを改善するための元データを、警察自ら過少報告していた。

 

高松市の参院選不正問題

昨年夏の参議院選挙で、高松市の職員が、白票を不正に操作したことが明るみに出ました。

参院選で白票300票増やした疑い 高松市幹部ら逮捕:朝日新聞デジタル

自らへの投票を白票とされた自民党の衛藤晟一氏は、結果的に比例区で当選したからいいようなものの、これが仮に落選していたら、いったいどうなっていたのか。
不正を働いた高松市の幹部たちは、「大勢に影響を与えないからいいや」とでも思ったのか。

 

国勢調査の不正も

2010年の国勢調査では、愛知県東浦町で人口水増しが行われた。

統計法違反で懲役刑が適用された過去の事例について調べたい。 | レファレンス協同データベース

町から市への移行を目指すために必要な「5万人」という人口を達成するために行われた改竄。これもひどい。

 

データ分析者がもてはやされる前に対策を

公務員の犯罪は、適切に指導していただくしかありません。
その一方で、ビッグデータという言葉が世間を賑わすとともに、データアナリスト、もしくはデータサイエンティストという職業がもてはやされるようになり、統計データはより身近なものとなっています。

データサイエンティスト入門 - NAVER まとめ

これからの花型職業というだけでなく、年収も相当高いということが、注目の的となっています。
実際に、P&G社日本法人では、役員とデータアナリストしか入ることのできない部屋があるという。

P&Gの「秘密の部屋」に潜入!:日経ビジネスオンライン

どの部門にも属さない独立性。トップの参謀として、データ好きの知的好奇心をくすぐる内容です。

こうした職業が脚光を浴び、給与もそれに応じたものとなるということは、それだけプレッシャーも増すということ。 データを扱う者は、厳しい重圧の前に湧いてくる改竄という誘惑に打ち勝つことができなければいけない。

これまでどちらかといえば、ネクラな職業といわれた統計データの分析者。そんな仕事が注目を浴びる今だからこそ、データ解析のテクニック以前の問題として、マニュアルの第1章第1項に「データ分析者の倫理」を記しておくべきだと思うのであります。
日本に正しい統計知識が広まるためにも、関連する業界あげて、早期の対応を願いたいものです。

 

Google AdSense2

Google AdSense

   

 - 日記 , , , , , , ,