論理と情熱のプレゼン
昨日のプレゼン講座は無事終了。
聴衆は生徒が60名ほどに、先生方が5~6名。
実は昨日が終業式だったそうで、ある意味放課後。自主的に集まった生徒ばかり。つまり聴く気満々。こちらとしてもヘタなプレゼンはできません。満足していただけていたらよいのですが……。
せっかくなので、世界一流のプレゼンをということで、こちらの歴史的プレゼンを視聴しようと準備しておりました。
さすが現代の高校生。これが誰だかほとんどが知っていました。それだけ彼が「iCon」であることの証明です。
ところが、動画を見ることで一騒動。
事前に「ネット接続できますか?」と確認していたのですが、教頭先生からは「大丈夫です!」との返信。しかし、持ち込みパソコンにはケーブルでは接続不可。まあここまでは想定しておりました。
学校のパソコンもご用意いただいていたので、動画を見る時だけ、そのパソコンに切り替えようということに。ちょっとドン臭いですけど。
しかし、試しに上の動画に接続してみると、フィルタリングがかかっていて閲覧不可! ガーン!
さすがにここまでは考えておりませんでした。大学ではこんなことしませんしね。
高校なら当然といえば当然なのかもしれませんが、インターネットを授業に活用することの難しさ、歯がゆさを感じます。
だって、生徒は自分のスマホからなら問題なく閲覧できてしまうし。そんなものをフィルタリングする意味が、果たしてどこにあるのか。日本の教育が世界から取り残されてしまう、些細かもしれないけれど、案外大きな要因だと思います。
結局は、「もしかしたら……」と思って、いちおう用意しておいたライトニングケーブルを使ってテザリングで対応。
(画像はイメージ)
速度も問題なく、事なきを得ました……。
今後、高等学校などでプレゼンする場合は、ネット接続不可と思っていないとダメですな。いい教訓を得ました。
動画はもう1つ、こちらも見てもらいました。
そう、かの有名なハンス・ロスリングさんのプレゼン。
データばかりでもここまで熱くプレゼンできる!
ということで。
昨日の講座のポイントの1つはこちら。
プレゼンに論理性がなければ、納得してもらえない。ただそれだけでは、聴衆の心は動かせない。やはりプレゼンターに熱がないと。
先生の指導によるプレゼン資料だと、どうしても頭デッカチになりがち。だから高校生のプレゼンは、論理性はそこそこある。
さらに、そういう資料作りに夢中になってしまうと、上手に話そうということに意識がいってしまい、「冷たいプレゼン」になってしまう。
それではアカンよということをわかってもらうために、ハンス・ロスリングさんのプレゼンを見ていただいたのでした。
どちらの動画も、もちろんスマホから閲覧可能。ハンス・ロスリングさんの方は、TEDのアプリを入れれば、和訳付きで視聴できる。昨日の今日で何人の生徒たちが、実際に動画を見ているか。
そんなことも気になる土曜の朝なのでした。