マホービンと電気ケトルの戦い
新しい生活を始めるのに、最低限必要なもの。最近では、そのひとつにあげていいのは電気ケトルか。
コンロで湯沸かしするには、離れて別の作業をしていたら危険だし、何よりちょうどいい分量が、すぐに沸いてくれる。重宝してます。
家でも大学の研究室でも、T-falを使っておりますが、いつまでたっても改善されない注ぎ口の液漏れが、どうにも我慢できず、やはり細やかな神経の行き届いたTIGERの「わく子」を買いました。
さすがTIGER! T-falのようなことはありません。完璧です。
選んでいる時、パンフレットをもらってきました。象印のも。
電気ケトルのページを見ると、こんなことが書いてある。
お湯がすぐに沸いて、時間を上手に使いたい朝に大活躍!
飲みたい時にサッと沸く!
好評の安全性に加え、沸とう時間の短縮と節電を両立。
電気ケトルのベネフィットポイントを、これ以上わかりやすく説明してくれるコピーはないでしょう。
ただ、この前のページは、こんな風になっている。
快適も、節電も!
上手に節電、オシャレなエコはじめませんか。
まほうびんは電気代0円
電気ケトルを使っていて、「電気代が過剰にかかっている」という意識は、自分にはない。むしろ、電気ポットよりも節約できているイメージ。
でもそこはマホービンとともに成長してきた会社。エコを謳うことで、マホービンのベネフィットを伝えようとする。
T-falの電気ケトルの勢いを食い止めたい。だから同様の商品は出す。でも、本心はこっちにありそう。
エコが当たり前の時代に、「電気ポットよりエコな電気ケトル」と、「電気ケトルよりエコなマホービン」という構図。アナログとデジタルが真っ向から対決しているようで、ちょっとおもしろい。
ガスコンロとIHクッキングヒーターの戦いは、原発問題によって棚上げされた格好。
その陰で行われている
「火と電気の戦い」
勝者はどちら?
2014/04/08