リクルート「情報が人間を熱くする」

リクルートの新しいCMが話題となっているようで。といっても、OB・OGの間だけなのかもしれませんが。

感動系CMですが、インパクトはあと一息足りないような。感動系に仕立てている割には、最後に「リクルートポイントはじまる」なんてテロップが出て、コケそうになります。

「もっと自由に行こうぜ」ということを伝えるにしては、画面が暗い印象を与える。天気も曇っています。なぜ青くしなかったのか。加工でできるでしょう。
それにストーリーもちぐはぐな感じを受けます。

マラソンという競技をやる以上は、コースは決まっている。それは変えられない。それが嫌なら別の競技をやればいい。
決められた範疇で、いかに自由にやるかが人生。会社で働くなら、会社のルールに従う。それ以前に社会で生きていくなら、社会のルールに従うのは当然。制作者はそこを描ききれていないような。

「マラソンって決められたコースを走るだけじゃないよね」という表現が、単なるカオスにしか見えない。選手が勝手気ままなことをしているようにしか見えない。だから、「すごいな」と思う以前に、画面のカオス感(?)に心が落ち着かなくなる。

タレントは、男子マラソンの川内優輝選手を起用した方がよかったのでは?

川内選手は、決められたルールの中で目一杯自由にやっている。通勤時も走っている。練習代わりに大会に出場する。普段の練習も公園を周回するだけでなく、植え込みみたいなところも走ったりする。彼のやっていることの方が、よほどリクルートが伝えたい「人生」だと思うのですが。

こんな文句を言いたくなるのも、リクルート事件前に入社した世代には、伝説となったCMがあるから。
Eaglesの名曲「Desperado」にのせ、NASAのアポロ計画とケネディ大統領を使ったもの。自分はケネディバージョンの方が好きでした。

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実際のCMはこちら。

著作権の関係により、音声は入っておりません。自分は上記画像の元となっている録画をHDDに残しておりますので、見たい方は来てください(笑)。
ちなみに、Eaglesの「Desperado」はこちら。

基本的にジョー・ウォルシュの独唱ですが、最後の最後、

(You better) let somebody love you

のところだけ、観衆も一緒に歌うのが定番となっております。

当時の担当役員によると、当初はジョン・レノンの「Love」を使う予定だったとか。

第106回 坂本 健 氏 | Musicman-NET

でも使用料が高かった。そこでEaglesの「Desperado」となった。でも「Love」より「Desperado」の方が雰囲気にあっている。結果オーライだったんですな。

リクルートとともすっかり縁遠くなってしまったので、冒頭の新CMが社内でどう評価されているのかはわかりません。
ただ、企業CMは大衆向けというより、社員のモチベーションアップにつなげる方が主たる目的。現社員の方々が、あのCMで盛り上がってくれていればいいのですが。
20数年たっても、いまだ「情報が人間を熱くする」のCMを懐かしく思える我々のようにね。

 

 

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