神田やぶそばの今
ちょうど1年ほど前に、漏電が原因と思われる火災があった神田やぶそば。
火災から数週間後ですが、母屋と思われる部分は残っていたので、再建は早いかと思いきや、そうではなかった。
公式サイトには、今このように書かれております。
火災の状況は外観が比較的損害軽微に見えたのに対し被害は広範囲に及んでおり、既存建物を修理して使用することは困難と判断せざるを得ず、すべてを解体し新店舗建設する決断をいたしました。
そのため当初は年内にもと希望しておりました再開は、来年の初冬頃にずれ込むこととなりました。新店舗の概要は旧店舗の規模に準じ、株式会社水澤工務店の設計・施工により11月より工事を開始できる見通しとなりました。
かんだやぶそば:せいろうそば:神田
来年とは今年(2014年)のこと。今年の初冬まで再開を待たねばならない。残念ですが、こればかりはしょうがない。
自分は浅草の並木藪と横浜藪には行ったことはあるのですが、本家中の本家神田やぶはまだ。訪れる日を心待ちにしております。
とはいえ、今はどうなっているのか? 気になります。
デジカメの修理でアキバに行く用事があったので、足を伸ばして行ってまいりました。
今は建物はすべて解体され、基礎工事の段階に入っておりました。
庭木も残念ながら撤去されておりました。
WikipediaやNAVER まとめによると、「かんだやぶそば」は創業は1880年で東京都選定歴史的建造物の指定も受けているという。ただ、建物は関東大震災後に建てられたものだった。
そして、今でこそ蕎麦屋の代表として老舗中の老舗というイメージだけど、かつては流行も取り入れたという。
ならば、災い転じて福となすの言葉どおり、新しい「かんだやぶそば」として再スタートを切っていただきましょう。
いにしえに思いを寄せるのもよいけれど、新しきを取り入れることを忘れたらいつかは廃れる。生まれ変わった「かんだやぶそば」がどのような佇まいを見せてくれるのか、それを楽しみに冬まで待ちます。
ということで、「藪系」ということで、並木藪と横浜藪の花巻を目でお楽しみくださいませ……。
ありがとう〜〜ぞんじます〜
2014/10/15