農業こそ高いレベルのマーケティングを

家の近所の、ちょっといつもと違う通りを歩いていたら、こんなのに出くわす。

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政令指定都市では古株の川崎市。100万超を超える人口は、なお増加傾向にある。そんな街でも、少し歩を進めれば、田畑はたくさんある。地主が何軒かあるんですよね。地主さんにご不幸があると、畑がつぶされ、マンションが建つ。相続税対策マンションと界隈では言われております。

そんな農家だから、TPPとかそういうこと以前に、たいして商売になるはずがない。だいたい地元の農協はどこにあるのかもよくわからない。スーパーや生鮮に強いローソンもガンガンできていいる。そんな状況では、収穫した野菜の売り先に困るのかも。

ここはいわゆるファーマーズマーケット的な雰囲気がありました。店内には、2~3人のおっちゃん、おばちゃんが、野菜を店頭に並べようとしておりました。
それだけではない。上の画像では、タバコの自販機が見きれておりますが、そのさらに横には、こんなものもある。

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玉子の自販機ですよ。(たぶん)10個入りで300円。200円のものもあるのは、普通と同じく大きさの違いか。今度買ってみたいです。

こうした零細農家の自衛手段は、武士の商法的な雰囲気がありありで、かなり危ういところもありますが、実は無視できません。

「川崎のタマゴ」じゃ、たいした差別化要因にはならないけれど、「川崎タマちゃん」とか名づけて、いい感じのゆるキャラでも仕立てあげれば、地元の需要は喚起できる。問題はそれをやる知力も体力もないことか。

ナショナルブランド(National Brand)としての巨大メーカー。それに対抗する勢力として、今まさに日の出の勢いのプライベートブランド。今はまだプライベートブランド(Private Brand)という表現が一般的ですか、いずれ流通のブランドとしてストアブランド(Store Brand)という言い方に変わるはず。

この二者だけですべての商品がまかなえるかというと、世の中そんな単純ではない。家電品のような大規模設備がないと製造できないブランドは別として、地域でとれる肉魚野菜の生鮮三品はNBでは絶対に勝てない、鮮度という強みがある。これがある以上、狭い地域で生き残ることが可能なリージョナルブランド(Regional Brand)は、いずれ存在感を発揮する。

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バブル崩壊前は、NBは4ブランドは生き残ることができた。昨今は2ブランドしか生き残れないという考え方もありますが、商品ジャンルによっては、1ブランドしか生き残ることはできない。残りは、SBとRBが占める。そういう時代がまもなく到来するはずです。

その時に、こういう農家はどうしているのだろうなと考えてしまうわけです。今はまだ国に守られている部分が大きい農業こそ、マーケティングを今のうちに真剣に学ぶ必要があるはずなのですが……。
農業こそ高いレベルのマーケティング力が求められる時代というわけです。

 

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