田中将大投手が今季達成した記録

2013年はプロ野球界にさまざまな衝撃が走った年。違反球の問題はいまだに尾を引き、コミッショナーの後任はいまだ決まらず。もうナベツネさんが自分でやればいいのに。どうせ読売のためのプロ野球なのだから。

その一方今年のプロ野球は、歴史的な記録が生まれた年でもありました。

バレンティン選手の年間60本塁打。聖域と呼ばれた55本が、ついに破られました。それも一気に5本オーバー。しかもバレンティンの出場試合は、以前の年間試合数にピッタリ同じ130試合。王さん、ローズ、カブレラの55本塁打記録者も一切反論の余地なしでしょう。
昨年、一昨年が違反球じゃなかったら、もっと早く更新されのだろうとの怒りは、退任する前コミッショナーに投げつけてやりたいところ。
今年が「飛ぶボール」なのではなく、2011年、2012年に使われた公式球は、実はルールに適合しない違反球も入っていた。これもまたウヤムヤにされるのでしょうか。釈然としません。

違反球は打者が不利だった。それが改善されたのだから、今年は打者有利になるはずだった。そのとおり、本塁打のシーズン記録が誕生した。メデタシメデタシ。

じゃあ、田中将大投手のこの偉大すぎる記録は、どう考えたらよいのでしょう?
開幕からの連勝だの、シーズン連勝だの、いろいろややこしいので、それぞれにまとめました。

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シーズン連勝記録は、わずかに4勝上回っただけですが、通算連勝記録は8勝上回った。開幕からの連勝に至っては、9勝も塗り替えた。バレンティン以上に歴史的な記録を更新してくれました。

なんというか、もう何も論評のしようがありません。いや、ホントに。1勝や2勝の差であれば、やれ昔と比べて今はどうだとか、ツッコミようがあるのですが、これだけ差をつけて新記録達成では、何も言えない。

イチローが海を渡り、ヒットを打ちまくったおかげで、記録マニアがヨダレを垂らしそうなほど古い記録を掘り起こしたましたが、今年の田中将大投手もまさにそれでした。シーズン24連勝という記録もたしかに偉大すぎますが、0敗なので、それはつまり貯金24をもたらしたことをも意味する。

我がベイスターズの投手陣は、なかなか貯金が作れません。三浦番長は今年10勝に到達できなかったのですが、通算勝敗は8つの負け越し。悲しい……。
番長! 引退までに勝ち越しましょう!

大洋、横浜の偉大な投手では、大洋最初の優勝の立役者であり、実は2度の2位という大洋投手陣では稀有な歴史を牽引した秋山登さんは、通算22勝の勝ち越しをしおります。
さすがです。シーズン70試合以上の登板もこなしながら、これだけ勝ち越す。今のベイスターズの投手陣に爪の垢を煎じて飲ませたいです。

その一方、大洋出身投手で唯一の200勝投手、平松政次さんの勝ち越しは、わずかに5つ。やはり弱小球団の宿命か。
平松さんは、全盛期を迎えていた読売に真っ向勝負し、読売戦通算51勝という、金田さんに続く記録をお持ちです。これで十分ですな。

ずいぶん引っ張りましたが、今年マー君は24勝しました。まだあと2試合あるので、姑息なことをすれば、勝ち星は増えますが、まさか星野監督はそんなリスクは負わないでしょう。
つまりマー君は、24の貯金を作った。歴代で1シーズンに24以上の貯金を作った投手が、はたしてどれだけいたのか。

これは調べるのに難儀しました。MLBなら簡単です。歴代投手すべての1シーズンごとの記録をソートできます。MLBは1800年代からの記録をすべてデジタル化しております。

貯金24ということは、少なくとも24勝以上あげなければ達成できない。
しかもそれをゼロ敗で達成したのはマー君が初。ということは、過去25勝以上あげた投手の敗戦数と差し引きすれば、マー君の今季貯金数を上回っている投手がわかる。25勝1敗、26勝2敗……という投手でなければ、貯金数の記録は上回れないのですから。

調べましたよ……。

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田中将大投手の、今季貯金24という記録は歴代7位タイ。表中にある次に新しい年は稲尾さんが42勝をあげた1961年。50年以上の時を超えたのですから、今年のマー君は、間違いなくレジェンドだった。

歴代1位は、長嶋さんと同期で南海に入った杉浦忠投手。入団2年目の38勝4敗という伝説の年に、貯金34という、もうなんというかクチあんぐりとしか言い様がない記録を作られております。それに続く稲尾さんの1957年35勝4敗、貯金29という記録が霞んでしまっております。

杉浦さんの38勝4敗、稲尾さんの42勝14敗、そして今年の田中将大の24勝0敗は、日本プロ野球3大完璧シーズン投手として並び称されてよいと思います。

歴史的なレギュラーシーズンを終えた田中将大。ポストシーズンではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
楽天星野監督は、80年代、90年代、00年代、そして今回の10年代と、各年代でリーグ優勝を遂げている。しかし日本一は未だなし。田中将大という歴史的な大投手を擁して、ついにその悲願を達成する日が来るのか?

監督の夢を、選手が実現する。それもまた楽しみなのであります。

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